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大荒れ相場だから仕込み時!株主優待の「ギフト券銘柄」厳選30

圧倒的なパフォーマンスを叩き出す

乱高下相場のいまこそ、株主優待銘柄の仕込み時!

気が滅入るような乱高下相場が継続しており、世界経済の見通しも不安定さを増している。期先の業績予想も信用できず、銘柄選びに苦悩している個人投資家も多いはずだ。

しかし、こういった相場環境だからこそ、落ち着いて中長期的に底堅そうな銘柄を仕込む時期だと前向きに考えたい。たとえば、情報を眺めるだけでも楽しい、株主優待などについて真剣に考えてみるのはいかがだろう。

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株主優待は、海外投資家からは忌み嫌われる日本独特の制度だ。もちろん、外国株にも「shareholder perks」と呼ばれる優待制度はあるが、件数は日本に比べて圧倒的に少ない。海外投資家から見れば、日本のサービスの割引券をもらっても使用する機会は少ないうえ、多くの優待制度が単元数ごとに倍々で増加せず上限があるため多額の資金を捌く彼らには旨味も少なく、優待に余力を回すくらいなら事業投資や配当に使えというのが本音だろう。

逆にいえば、個人投資家にとっての優待銘柄は、複雑かつ巨大な機関投資家の資金を排し、優待買いにともなう需給と魅力的な株主優待の双方を得ることができる可能性がある。そして、これを得るには、次の優待の権利落ちまでにじわじわと発生しうる需給を長い目でとらえたい。相場調整で株価も安くなり、これから年度末を見据える今こそ、権利落ち直前よりもむしろ仕込み時としては最適だろう。

 

株主優待銘柄の株価とパフォーマンスを徹底分析する

では、まず株主優待の有無が株価に影響があるのかを見てみたい。

実は、株主優待を実施している銘柄としていない銘柄のパフォーマンスの差を見ると、差は見られないどころか、長期的には優待銘柄に投資したほうが損を出す傾向にある。

図表1:株主優待実施銘柄と非実施銘柄のパフォーマンス格差

出所: 会社資料、Datastream、智剣・Oskarグループ

このパフォーマンス計測は、上場全銘柄を優待実施銘柄、非実施銘柄に分類し、金融危機後の過去10年程度における累積パフォーマンスを計測して両者の差分をとったものである。これは、優待実施の目的は株価の底上げだけではなく、株主構成の多様化という意図も大きいことや、一部の人以外にはまったくメリットの無いニッチな優待も含まれることが大きい。

たとえば、美術館の招待券などは、芸術に興味のない人がもらっても困るだけで、一銭の価値も生み出さない。また、大型株のように巨大な機関投資家のフローが多分に影響する銘柄は、株価の変動要因の複雑なため集計から除いて考えるべきだろう。