きゃりーぱみゅぱみゅ育てた社長の「自分の“いい”を突き詰める」美学

感覚的だからこそ、うまくいく
大竹 慎太郎, 中川 悠介 プロフィール

 中田ヤスタカ、きゃりーぱみゅぱみゅとの出会い

大竹:アソビシステムを作る前に中田ヤスタカさんと出会っていると思うんだけど、中田さんとはどこで出会ったの?

中川:当時のそういうイベントの中で中田君がDJもやっているCAPSULE(*1)の曲がよく流れていたんですよね。それでたまたまクラブで遊んでいた時に偶然中田君に出会ったのが最初です。でもはじめはそれが中田君だとは知らなくて、美容師さんかなって思いながら話していました(笑)
(*1)CAPSULEとは、音楽プロデューサーの中田ヤスタカと、ボーカルのこしじまとしこによる音楽ユニットのこと

大竹:美容師さんだと思ってたら中田ヤスタカだったって、それはまたすごい話だ(笑)

中川:それで「えー、君があの中田君なの!?」みたいになって、すぐに意気投合して。プライベートでもよく遊ぶようになっていって、その後、美容師ナイトも一緒にやっていったという感じでしたね。

 

大竹:なるほどなー。中田さんに会いに行ったっていう感じではなくて、偶然出会って、二人の感性があったからくっついたっていう感じなんだ。そうするときゃりーぱみゅぱみゅさんとはどうやって出会ったの?

中川:2010年にやってた「原宿スタイルコレクション」というファッションイベントに、高校3年生だったきゃりーが出演していて出会ったのが最初ですね。

大竹:はじめはどういう印象だった?

中川:見た目は当時からほぼあんな感じだったのに(笑)、すごく真面目な子だなっていうのと、後は自分の芯をすごく持っているなっていうのを感じましたね。嫌なことはちゃんと嫌だって言えて、いいものはいいって言える。そしてちゃんと挨拶もできるみたいな。

大竹:ほほー。

中川:当時はいち読者モデルのような存在にすぎなかったんですけど、話を聞いてみると、PerfumeやCAPSULEがすごく好きだと言っていて。その年でAKB48じゃなくそこに注目しているんだっていう驚きもありました。

大竹:へー、元々中田さんの世界観が好きだったんだ!

中川:それでファッションも独特ですごくいいし、素の顔もかわいいし、これはなんか人気が出るんじゃないかって思っていましたね。

大竹:なるほどなー。見た目もすでに出来上がっていたし、楽曲の好みもすでに現在の形に近いものだったっていうことだ。

中川:それで「DJやってみない?」って声をかけて、中田くんが主催している「TAKENOKO!!!」(*2)っていうイベントに出たのがきっかけで、きゃりーがうちに所属することになったという流れですね。
(*2)「TAKENOKO!!!」とは、昼の14時にはじまって19時に終わる未成年の人も入れるお酒もタバコも出さないクラブイベントのこと。

大竹:えっ、最初はDJだったんだ!

中川:きゃりーも「えー、できますかね?」って感じだったのですが、僕らが「できるよ、できる!」って押していった感じでした(笑)