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「セックスレス」でも子どもが出来た!アラフォー夫婦の超合理的妊活

ドキュメント・高齢出産

人生において最も大きなライフイベントのひとつ「妊娠」。

最近では晩婚の煽りを受けて高齢出産や不妊についてメディアで取り上げられることも増えてきた。一方で、いくつになっても少し油断すると妊娠してしまうことが悩みという女性も少なくない。

一言で「高齢出産」といっても、その背景は人それぞれ。そこで本稿では、対照的な経緯を経て高齢出産に至った2人の女性を紹介したい。

肉体関係はイヤ、でも子どもがほしい!

都内で公認会計士の夫、5歳になる長女と、この春に生まれたばかりの次女の3人で暮らしつつ、フリーのプログラマーとして活動するひよりさん(38歳)。結婚が遅かったこともあり、第二子は高齢出産にはなってしまったが、夢に見た仕事で収入を得ながら、2人の子どもの育児も楽しんでいる。都心にほど近い閑静な住宅地に一軒屋も建てた。一見、ほしいものをすべて手にしているかのようにも見える生活だ。

 

しかし、20代のころはダメ男との先の見えない恋愛やブラック企業での男性上司からのパワハラなど、トラブル続きだったという。そんな“男運のない”ひよりさんが結婚を意識し始めたのは、30代になってからのこと。いわゆる「だめんず」との関係を清算し、ブラック企業からもようやく退職、状況を打破しようと通い始めたプログラミングスクールに通っているときだった。

もともと男女の性的な関係に抵抗があったひよりさんは、子作りは嫌だけど、結婚して子どもがほしい──そんな矛盾を抱えながら、婚活を始めた。マッチングサービスにお見合いパーティー、ありとあらゆる手段で結婚相手を探したが、ひよりさんの理想に付き合ってくれそうな相手には出会えなかったという。

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そんな折、同じスクールに通う一人の男性と親しくなった。友人として付き合っているうちに、彼は親の病気をきっかけに結婚して子どもを持ちたいと思い始めたものの、アセクシャル(無性愛)気味な自分を持て余しているのだということが分かってきた。

「逸材だと思いましたよね。『えっ? セックスしなくていいんですか!!』って(笑)。ただ、これまでの恋愛で振り回されるのには懲りてたんで、ありとあらゆることを付き合う前の段階でリサーチしました」