新しい書きこみができず、削除も不可

事情が分かった以上、さすがに放置しておくわけにもいかない。友人や仕事関係者、読者の方たちは、この投稿を見たら心配するだろう。ある友人に相談すると、「Yahoo! 知恵袋」に新しい解答を書きこんでくれることになった。
 
が、なにせ元の投稿が2010年のものなので、解答期限をすぎていて書き込みができない。そこで、「利用規約に違反する質問」としてYahoo!に違反連絡をしてくれたが、明らかな「違反」とは判断されなかったらしく、投稿が削除されることはなかった。

仕方ない。「自己破産デマ」は気分のいいものではないが、元ネタの記事をたどれば誤解だということはわかるのだし、7年も知らずに過ごしてきたのだから、今更騒ぎ立てることもないだろう。もともと根が楽観的で面倒くさがりな私は、この一件には目をつぶってスルーすることにしたのだった。
 
だが、今年になって事態はさらに悪化することとなる。それは、皮肉なことに、この現代ビジネスの記事がキッカケだった。
 
2018年1月、私は現代ビジネスにこんな衝撃的なタイトルの記事を寄稿した。「飲食店経営に手を出して、ズバリ『地獄にハマった』漫画家の話」。

高原でドッグカフェを経営して失敗した実体験を赤裸々に綴り、飲食店経営の難しさを訴えた記事だったが、この記事がアップされて以降、「折原さん、自己破産したってネットに載ってますよ」と言われることが格段に増えた。「飲食店経営の失敗」と「自己破産」が結びつき、信ぴょう性を帯びてしまったのだ。

確かに「自己破産」の信憑性があがるようなタイトルではあったが…
 

ますます強まった自己破産疑惑

記事には、このカフェ経営の失敗で2000万円ほどの損失を出したことを書いているが、借入なしの自己資金だったため、幸い深刻な状況には陥らなかったことも明記してある。しかし、多くの人たちは、記事のタイトルだけを見て安易な誤解をしてしまうのだ。さらに、この誤解を助長したのはおそらくこちらのブログ記事だろう。
 
「折原みと、花井愛子の経営失敗と自己破産」
 
「花井愛子先生の自己破産」と、「私の飲食店経営の失敗」を取り上げた記事だ。この記事の中でも、よく読めば「飲食店経営の失敗が原因で自己破産した」とまでは書いていない。ギリセーフだ。しかし、このタイトルを一見すれば、私と花井先生、両者ともに自己破産しているように取れるだろう。