# 仕事論

堀江貴文さんが語る「近い将来、世界の一大産業が『遊び』になる」

ホリエモンの新・成功の常識
堀江 貴文 プロフィール

情報を掛け合わせて新しいものが生まれる

以前、バンコクのホテル、ウェイクパークに行ったときのことだ。そこで、ワイヤー・ウェイクボードに挑戦した。ワイヤーで吊られたボードに乗り、電動ケーブルで引っぱられて水面を走行する。スリリングで、本当に面白かった。

ウェイクパークの周りは一面田んぼだった。10年後はきっと、GPSセンサーで自動制御されたロボットが、穀物の種蒔きから収穫までせっせと働き、その横で人々がボードに乗って遊んでいる光景が広がっているだろう。

 

そういう世の中になったとき、誰が一番得しているのか。いま、田んぼの横で日がな一日、ボードに乗って遊びまくっているヤツらだ。10年後には超うまいインストラクターになって、観光客相手に稼ぎまくっているはずだ。

これは先の素人革命に通じる話だ。遊びがビジネスになったとき、誰が儲かるか? 遊びの達人だ。 現代のコンサルティングビジネスと同様に、楽しく遊び倒したヤツだけが持っている体験や知識が、高い値段で売れるようになる。その先陣が人気YouTuberたちと言えるかもしれない。

遊び方を知らないと豊かな人生を送れないというのは、そういうことだ。昔の言い方とは実情が違っている。遊びの体験を仕事に活かすのではなく、遊びそのものがビジネスになる。遊ばないと儲からない、そんな時代になっていく。

海外には面白い遊びがいくらでもある。バックパック旅行でもLCCチケットでも、うまく利用すれば、バイト代程度で海外へ安く行ける。泊まりはAirbnbを使えばいい。広い世界の情報を得るには、少しの工夫とお金で足りる。自分には遊ぶお金も余裕もないなんて、諦めていたらダメだ。

体験は、情報だ。情報そのものは役に立たないかもしれない。けれど情報を掛け合わせることで、新しいものが生まれてくる。掛け算の母数を増やすために、もっと体験を積もう。遊ぶだけでも全然OKだ。

年がら年中、遊んでいるだけなのに億万長者、という若者は、ぽつぽつと現れてきている。これからは遊び倒した者が勝つ世の中になる。

本当の「豊かさ」とは何か?

豊かな人生とは何か? 貯金がたくさんあって、老後が安泰なことが、本当に幸福なのか?

質の良い情報を浴び、思考停止を解いて真剣に考えれば、答えはわかるはずだ。 金に縛られる人生を生きるな! と言いたい。お金儲けや、貯金を守ることなんて、考えないでほしい。

人生を豊かにするのは信用、そして楽しい体験を得られる行動だ。 行動した者には、信用が集まる。信用があれば、お金がなくても生きていける。そういった常識が、もっと浸透するといい。

私はかつて自分の著書で、こう書いた。

「アイディアよりも圧倒的に大事なのは実行力だ。思いつきより、考えたことを努力して、形にした人が本当に評価されるのだ。この国では、最初の一歩を踏みだした人が賞賛される向きがあるけど、本当の未来を切り拓くのは、アイディアを体系化できる能力を持った人だろう」

頭で考えて止まっていたらいけない。どんな楽しいアイディアも、実現することに意味がある。尻込みすることはない。素人革命によって、あらゆるアイディアは誰でも実現可能になりつつある。

どんどん行動して、君自身が封じてしまっている、パンドラの箱を思いきって開けよう。ただの道具であるお金に振り回されない、人生の扉がきっと開くはずだ。

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