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堀江貴文さんが語る「みんな『お金』のことを勘違いしていないか?」

ホリエモンが語る新・成功の常識
堀江 貴文 プロフィール

練習するより本番に挑め!

私が見る限り、世の中は「やらない」やつばかりだ。考えているだけで、何にも行動を起こさない。

頭の中でビジネスプランを思い描くのは、みんな好きだと思う。しかし、そのプランを現実に移そうと実際に動きだす人は少ない。不思議なことだ。頭の中のプランを形にできるのは、本人しかいないはずなのに。

たとえば、よく「起業準備中です」などと言う人がいる。何を準備しているんだよ! と言いたい。資金を調達したり、経営に必要な知識を学んだり、そういうことが準備らしいのだけど、いつ準備は満たされるんだ? そして準備が満たされるラインを決めるのは誰なんだ?

 

準備中だなんて、起業に尻込みしている不安の言い訳だ。自分で納得のいく準備ができたら走りだす。そんなものは起業ではない。

とにかくまず、走りだして、足りないものは走りながら、集めていったらいい。練習を積み重ねる必要はない。とにかく実践あるのみ。どんなに練習しようと、走りだしたあとの実体験に勝るスキルはないと思う。

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私は2015年の夏、コペンハーゲンでアイアンマンレースに出場した。スイム3.8キロ、バイク180キロ、ラン42.195キロ、合計約226キロの過酷なレースだ。

スイムとランは日常的にトレーニングしているが、バイクの練習は一度もしなかった。周りからは「それじゃ絶対に完走できない」と言われまくった。だけど結果は、きっちり完走した。自転車が得意だと、自分で信じきっていたから、「絶対ムリ」と言われても、不安は感じなかった。途中つらいときはあったけど、リタイアしようとは思わなかった。

「絶対ムリ」派は、「レースの前にバイクで1000キロは練習しておかないとダメだ」と言う。どうして? 練習でそんなに長距離を走る意味がわからない。

とにかく本番。何かあったらそのとき対処する。これでアイアンマンレースも乗り切れる。私はそれを実証してみせた。

事前の準備を変に大事にする人は、プライドが高いだけじゃないだろうか。はじめから失敗したときの理由づけをしているというか。

ダメだったら、またチャレンジすればいい。その程度のことだ。