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年収800万円の人が「住宅ローン4000万円」はマジで危ない理由

マイホームにいくらまで払っていいのか
横山 光昭 プロフィール

マイホーム幻想を捨てよう

当然ですが、背伸びした物件に手を伸ばすのも避けます。

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そもそも、身分不相応な物件が欲しくなるのは、そこに家族の幸せがあるように感じてしまうからです。

高度成長期は、物質的な豊かさが幸せの象徴でした。現代はあまり物質的な豊かさを求めないようになりましたが、不思議とマイホームにはこの幻想が残っているように感じます。

しかし、広い物件、高級な建具を使用した物件に幸せがあるとは限りません。何部屋あっても使いこなせるとは限りませんし、掃除などの家事の手間も増えます。かえって、「狭い家のほうが家族みんなが集まれて楽しい」と言う人もいます。

物件そのものに幸せを期待するより、そこでどう暮らしていくか、良い面も悪い面も具体的にイメージして、物件選びをしましょう。

 

新築か中古かで言えば、好みの問題もありますが、私は築年数の浅い中古で優良なものを買ったほうがよいと考えています。

というのも、新築というだけで価格がかなり高くなるからです。そのため、たとえば同じ3000万円の物件を探してみると、新築と中古では、中古が1部屋分広かったり、よい建具を使用していたりします。

極端な話ではなく、数か月誰かが暮らしただけで、1000万~2000万円価格が落ちるのが不動産市場です。逆に言えば、中身が変わらなくても、「新しい」というだけの価値に、1000万円を支払っているということです。

もちろん、新築物件はなんとなく気持ちがいいという面はあります。そこにいくら支払う価値があるかが、判断の分かれ目となるでしょう。