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# 住宅ローン # 不動産

年収800万円の人が「住宅ローン4000万円」はマジで危ない理由

マイホームにいくらまで払っていいのか
使うなら現金か、カードか? おトクなのは持ち家か、賃貸か? 終身保険と掛け捨て型の保険、どちらに入るべきか? そんな身近なお金の疑問に答えてくれるのが、『お金の損得大全』をはじめ、著書累計280万部の実績を誇る横山光昭氏だ。家計再生コンサルトの肩書を持つ横山氏は、「広い家は幸せの象徴ではない」と断言する。身の丈に合った物件を選ぶことが重要なのだ。持ち家を購入する際の注意点について、横山氏に教えてもらった。

その物件、背伸びしていない?

いざ、持ち家を買うときの注意点は、背伸びをした物件ではないかどうかです。

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物件のグレードはそのまま価格に反映されますので、よい物件を見てしまうと財布の紐がゆるみがちです。ついつい無理して、予算オーバーの高い物件に手を出してしまいます。

ローンの支払いは長期に及ぶものです。

ローンで借りられる金額の上限は、金融機関により年収の8~10 倍とされることが多いですが、実際には年収の5~6倍程度借りている人が多いようです。

このくらいが無理なく返済できる金額だと言われています。たとえば夫婦で年収800万円だとすると、4000万~4800万円までのローンを利用して住宅を購入するといった目安になります。

 

しかし、購入当初、夫婦で年収800万円だとしても、将来500万円、600万円になることがあるかもしれません。一時的な収入ダウンまで考えると、さらに可能性は高くなります。

たとえば子どもが産まれて妻の収入が一時的に下がった、夫婦のどちらかが病気休業した、転職で給与が下がった、失業したなど、十分にあり得る話です。

一般的に、住居費は収入の30%以下が適正と言われていますが、30%だと無理して返すことになりやすいので20~25%を目安にすることが理想です。年収800万円の場合、月にならすと60万円前後ですから毎月の支払いは15万円程度が限界でしょう。

もし年収がダウンしてしまうと、ローンの支払いが重くのしかかってきます。

そのため、年収が下がった場合にでも対応できるよう、頭金を入れてローンの支払額を抑えつつ、手元にも貯金を残しておくのが理想的です。それが難しければ、できるだけ頭金を入れてローン支払いをしながら貯蓄できるように調整しましょう。