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あなたのポートフォリオを安定させる「リバランス」の具体的やり方

「苗木」を大きく育てるために
日本のインデックス投資は、40年古い! こう述べるのは、長年ウォール街で大口の機関投資家向けにビジネスをしてきた国際金融アナリストで、著書『お金を増やしたいなら、これだけやりなさい!』で知られる大井幸子氏だ。
大井氏が提唱する「じぶんちポートフォリオ」は、ウォール街の最新テクニックをとり入れた投資法。分散・積立・長期を基本とし、「減らさず、増やす」を実現するという。その具体的な運用法と、大切な「リバランス」について、大井氏が語った。

基本は放ったらかしでいい

投資を実際に始めてみると、初心者の方はとくに値動きが気になって1日に何度も口座にログインしたくなるかもしれません。

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しかし、投資信託は1日に何度も資産残高をチェックしたところでなんの変化も起こりません。それは、値段が決まるのは1日1回と決まっているからです。

ひとつの商品はいろいろな銘柄がパッケージ化されていますから、投資対象のマーケットが終わった後、それぞれの投資銘柄ごとに終値を集計する必要があるためです。反対にいえば、1日の取引可能時間内であれば、何時に買い付けても規準価額は変わりませんから、忙しい方も安心して購入できるのです。

ETFは株式同様に、リアルタイムで値動きがわかり、タイミングで購入することができます。ただ、今回おすすめしている商品はETFだけで構成はしていませんし、結局のところいつ底値をつくか、高値になるかを正確に予想することは誰にもできません。

ですから、基本ほったらかして気にしないほうがいいのですが、それでも気になって胸がざわざわしてしまったら、なんのために自分が資産運用を始めたのか、いつでも初心に戻ってみることです。将来を考えて、子どもの教育資金や自分の老後資金を無理のない範囲でつくっていこうと目標を立てたことを忘れていませんか?

 

「じぶんちポートフォリオ」はあくまで、長期での資産形成を目的にしています。どっしり構えて日々の資産価値の変動に振り回されないことです。仮に、100万円の積み立てが株価の大暴落で50万円になったとしても、世の中の終わりではありません。

まして人生は続いていきますから、パニックになる必要は何もないのです。長期の資産運用は苗木から大きな木を育てるようなもの。明日すぐに花が咲き、実をつけるというものではありません。

コツコツ水やりをして、時々肥料をあげたり、台風に襲われて枝が折れてしまったら剪定して形を整えてあげたりして、根気よく成長を見守る。その先においしくて立派な実が収穫できます。

ですから、残高チェックは月イチくらいですればよく、運用資金が少ないうちは数カ月に1回くらいでもいいと思います。

その際、最初の資産配分から大きく乖離していないかを確認しましょう。大きくバランスを崩しているものがあったら、資産配分を調整します。これを「リバランス」といいます。