TBS『下町ロケット』とテレ朝『リーガルV』の安定感ったら…

ところで、どうした王者・日テレ?
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WOWOWの硬派路線

最後にWOWOWの作品を紹介しよう。やはりスポンサーや視聴率に左右されない硬派なドラマ作りが魅力で、前出の太田氏は『コールドケース2』(土曜22時)を楽しみにしているという。

「独特の演出が人気のアメリカの刑事ドラマの日本版です。'16年に放送されたシーズン1も面白かった。未解決事件の再捜査をきっかけに、容疑者周辺の隠されていた人間模様があぶりだされていく。

ラストはだいたいほろ苦い。これは視聴率を気にして大半がハッピーエンドの地上波のドラマではなかなかありません。出演者も主演の吉田羊をはじめ、三浦友和、光石研、滝藤賢一と実力派揃い。ミステリー好きにはお薦めです」

 

前出の樋口氏はWOWOWでは『パンドラⅣ AI戦争』(日曜22時)に太鼓判を押す。

これまで、がんの特効薬や遺伝子組み換え食品などをテーマにしてきた社会派シリーズの最新作。今作では話題のAIがモチーフで、向井理、渡部篤郎、黒木瞳、山本耕史とキャストも盤石である。

「井上由美子氏による骨太な脚本とスケール感が息切れせずに続いています。シリーズごとにテーマが変わりながら、人類に幸福をもたらしそうな科学の賜物が、災厄を運んでくるというシニカルな内容。簡単には割り切れない苦味が魅力で、まさに大人が見るべきドラマです」(樋口氏)

秋の夜長、たまには静かにテレビの前で過ごしてみてはいかがだろうか。

「週刊現代」2018年10月27日号より

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