TBS『下町ロケット』とテレ朝『リーガルV』の安定感ったら…

ところで、どうした王者・日テレ?
週刊現代 プロフィール

テレ東の経済ドラマ

とはいえ、今クールのテレ朝には『相棒』(水曜21時)と『科捜研の女』(木曜20時)という絶対的な定番も並んでいる。

「『科捜研』は従来どおりですが、水谷豊主演の『相棒』は変わります。サイバーセキュリティ対策本部の青木年男(浅利陽介)が左遷され、特命係が3人に増員されるんです。

『相棒』はシリーズ初期では特命係が存続するかどうかわからない、という危機感が常にありましたが、近年はそれが薄れてきました。その安定感を突き崩していくのか。

また、新しい相棒の青木は特命係に恨みがある役どころ。長寿番組ならではのテコ入れが成功するのかどうかが、新しい見どころです」(黒田氏)

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視聴率トップは、町工場か元弁護士か特命係か。楽しみな対決である。

元NHK放送文化研究所主任研究員で次世代メディア研究所代表の鈴木祐司氏は、いわゆる職業モノのドラマでも、「新しい分野への開拓」という点で、テレビ東京の『ハラスメントゲーム』(月曜22時)をイチオシする。今作は、経済をテーマにしたドラマ枠の第3弾。

唐沢寿明が演じる大手スーパーのコンプライアンス室長が、様々なハラスメント事案を解決する異色作である。脚本はベテランの井上由美子氏。'03年に放送された『白い巨塔』でも唐沢とタッグを組んでいる。

 

「これまで同枠のドラマは経済の色が強すぎましたが、本作は会社組織のなかでいかに人間関係を円滑にするかという物語であり、人間ドラマの比重がかなり高くなっています。

また、硬軟のバランスも良い。唐沢と若手女優の広瀬アリスが、ときにコミカルな演技も見せてくれる。ハラスメントの問題を、予想外の方法で解決するので、飽きずに見ることができます」(鈴木氏)

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