銀行が開示して判明! 投資信託「儲かる商品、損する商品」全実名

年利38%もあれば、マイナス48%も
週刊現代 プロフィール

逆張りの投資も可能

みずほ銀行が販売する投信では、日本の優良企業の株式で運用する投信に注目だ。

「上昇率1位と4位のMHAM日本成長株オープンスパークス・新・国際優良日本株ファンドはこれまでのパフォーマンスが上々でした。日本株は配当利回りが2%程度と高く、世界的に見て株価はまだ割安の状態にありますから、値上がりが期待できます」(小沼氏)

同行の扱う商品では、netWINゴールドマン・サックス・インターネット戦略ファンド(Bコース・Aコース)がそれぞれ2329.77億円、1159.8億円と圧倒的な純資産総額を誇り、人気を集める。1年間での上昇率も3割前後と絶好調だ。

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「これは主な投資対象がアマゾンやグーグル、フェイスブックといった米国のIT企業です。なかでも、フェイスブックの株価は1日で20%も下落したことがあるなど、危険な値動きをすることがあります。

米国株が崩れたときに真っ先に利益確定で売却される銘柄で運用されているため、リスクが大きいと思っておいたほうがいいでしょう」(小沼氏)

みずほ銀行ではブラジルに投資する商品の不振が目立った。ブラジルは治安が悪化する一方で、極右大統領が誕生する可能性が高いなど、政情不安が続きそうだ。

気をつけたいのが、ワースト3位のDIAM高格付外債ファンド。一見、格付けの高い海外債券に投資している安全な商品に見えるが、その実態は新興国の債券を投資対象にするもの。購入する前には、必ず「投資信託説明書」を確認しよう。

 

三井住友銀行が販売している投信では、US成長株オープン(円ヘッジあり・なし)が1位、2位を占めた。ただし、この商品をこれから買うには注意が必要だ。

「これもアマゾンやアップル、グーグルなど米国の巨大IT企業が投資の対象となっています。これらの企業の成長はすでに株価に織り込まれていますし、今後は利益確定の売りが出てくることが予想されます。

むしろ、大きく値下がりしている投信の中にも注目できるものがあります。それが、ワースト3位のHSBCインド・インフラ株式オープン

このところ、米ドルが買われているため、新興国の通貨は軒並み下落しています。しかし、今後は売られすぎた通貨が買い戻される可能性があります。

なかでもインドはこれからの成長性を考えれば、売られすぎの感がある。この投信はこの1年でマイナス22.06%と大きく値下がりしているので、買うチャンスだと思います」(小沼氏)

個別企業や海外企業に投資する知識がない人でも、運用の成果を受け取れるのが、投資信託の旨みだ。是非、購入の参考にしてほしい。