11月 5日 ツタンカーメン王の墓発見(1922年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

イギリスの考古学者ハワード・カーター(Howard Carter、1874 -1939年)が、1922年のこの日、エジプト・ルクソールの近くにある「王家の谷」で、ツタンカーメン王の墓を発見しました。

エジプトに残る遺跡は研究者が発見する前に盗掘されていることが多いのですが、この墓はしっかりと壁で封印されており、またその入り口の装飾などから、位の高い人物の墓であることが明らかになりました。

同月の26日、イギリスからやってきた発掘隊によってその壁が壊されると、黄金の棺に納められ、黄金のマスクをつけたファラオのミイラや、多数の副葬品が発見されたのです。ここまで完全な状態の墓が発掘されるのは非常にまれなことで、大きなニュースとなりました。

【写真】ツタンカーメンを精査するハワード・カーター
  ツタンカーメンを精査するハワード・カーター photo by gettyimages

近年では、ミイラに残っていたDNAを使った王族の血縁関係の調査が進められており、ツタンカーメンの父が、おなじくミイラが発見されているアメンホテプ4世であることなどがわかっているそうです。

3000年以上前の王族の家系が、いま明らかになりつつあるというのはなんとも心躍る話です。