地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。
"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。
1872年のこの日、横浜の神奈川県庁から本町通りにかけての馬車道に、十数基の日本初のガス灯が設置・点灯され、文明開化のシンボルとして、大勢の人が見物に訪れました。それから100周年にあたる1972年に、この日を日本ガス協会が「ガス記念日」と定めています。
ちなみに、日本初の電気の街灯(放電管によるアーク灯)が点灯されたのは1882年11月1日の銀座でのこと。ガス灯の点灯からちょうど10年後のことでした。
電球と電送網が普及するにつれて、ガス灯は街から姿を消していくことになりますが、横浜の馬車道や山下公園通りには、発祥の地であることを記念していまでもガス灯が並んでおり、夕方から深夜0時までそのやわらかな光を楽しむことができます。