ウナギと梅干し、本当は一緒に食べてもいい! 「食べ合わせ」の科学

「タブー」な組み合わせの意外な真実
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蟹と柿

──先の2つに比べるとマイナーな気はしますが……。古くは中国(明の時代)の薬学書『本草綱目』に記載がある食べ合わせのタブーだそうです。先生、こちらはいかがでしょう?

食べ合わせ

蟹も柿も、漢方・薬膳の考え方において体を冷やす性質をもつとされる「寒性」の食物です。

蟹も柿も旬は秋から冬。寒くなる季節なので、その時期に体を冷やす食材同士を組み合わせて食べるのは、あまりお勧めできません。冷え性の方は特に注意してくださいね。

──こちらもそれなりにタブーとされる根拠がありそうですね。そもそもあまり一緒に食べる機会がなさそうな食材の組み合わせではありますが(笑)。

そうですね。実際、別の見方として、蟹は海の幸、柿は山の幸ということで、流通手段がまだ充実していない時代に、海と山の幸を一緒に食べようとすると食材が傷んでしまい、お腹を壊してしまう危険がありますよ! ということを伝えるために言われはじめた──なんて説もあります。

柿は、「柿が赤くなれば医者が青くなる」といわれるほど、健康に良い食材として知られていますが、冷え性、産後や病後の人は特に食べ過ぎないように注意しましょう。

柿にはビタミンCが豊富に含まれていますので、ビタミンCの抗酸化力をサポートするビタミンEを含む食材との組み合わせがおすすめ。

柿はそのままデザート等で食べる方が多いと思いますが、豆腐、ビタミンE豊富な胡麻と組み合わせ、白和えにしていただくのも美味ですよ。ぜひ試してみてくださいね。

──さすが先生、美味しそうなレシピのアイディアまで! さっそく試してみます!

棚橋先生、ありがとうございました!
リケラボでは今後も料理や食材の素朴な疑問の答えを探求してまいります!

(本記事は「リケラボ」掲載分を編集し転載したものです。オリジナル記事はこちら