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# 稼ぎ方 # 自己啓発

寝ているあいだもお金を稼いでくれる「自動販売機」のつくり方

金を掘るより「スコップ」を売れ
新卒で入った会社で定年まで働いて、あとはのんびり年金暮らし……。そんな人生プランが崩壊した今、急いでとり組むべきなのが「収入源の分散」だ。『お金のポケットが増える スゴイ! 稼ぎ方』で知られるベストセラー作家、山﨑拓巳氏は、自動的にお金が入ってくる仕組みづくりがポイントだと語る。「お金」という川の流れの中で、「水車」を回し続けるにはどうしたらよいか、山﨑氏に教えてもらった。

「働き方」は4つに分類できる

アメリカの投資家で、ベストセラー『金持ち父さん 貧乏父さん』(筑摩書房)の著者であるロバート・キヨサキ氏の名前を聞いたことがある、という方は多いと思います。

ロバート・キヨサキ氏が別の著書『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』(筑摩書房)の中で紹介した、お金を手に入れるための働き方の4分類「E」「S」「B」「I」(クワドラント)を参照しつつ、ここからしばらく、僕が独自に考える「働き方のポジショニング」について、お話ししていきます。

僕の考えでは、下の「クワドラント」の図の左側に存在する「E」「S」と、右側に存在する「B」「I」は、その役割が大きく違います。

「B」「I」は人口比で全体の5%とも言われ、数の上ではマイノリティとなります。

働くとすぐにお金が手に入る「E」「S」と違い、「B」「I」は働き始めたときはお金になりません。

「B」は働く仕組みを作る人であり、「I」はその仕組みを動かすための資金を提供する役目なのです。

「B」は仕組みの作り方という知恵をお金に変え、「I」はお金を働かせることでお金を産んでいきます。

「B」は仕組みのテンプレートを知っています。

もっともその業界に精通し、仕組みがうまく働くようにキャスティングを試みます。

なので、常に「良き人財」を探しています(人材ではなく人財です)。

自分より優れた人を嫌う「E」「S」と違い、「B」「I」は常に優れた人を探しているのです。

仕組みが整い円滑に回り始めると、あとは自動販売機のごとくお金が入り続けます。世に言う「権利収入」です。

 

後は定期的な組織のメンテナンスや調整により、維持発展させていくわけですが、さらなる人財教育により「S」を「B」に進化させるサポートも重要になります。

「B」や「I」になれば、「権利収入」を手に入れることにより「お金と時間」を手に入れます。

次なる仕組み作りができるので、結果として大きな富を得るのは「B」と「I」になります。

「S」と「B」の価値観がもっとも違うものとなりますし、「S」から「B」になるのがもっとも難易度が高いのです。

野球で言えば「B」は球団のオーナーであり、裏で糸を引いている立ち位置となります。役者で言えば「E」「S」はステージで活躍するキャスト。「B」「I」は観客から見えない立ち位置で働いています。

「B」はスポットライトを浴びるのではなく、「E」「S」にスポットライトを浴びさせるのが仕事なのです。

本田健さんが『ユダヤ人大富豪の教え』(大和書房)のなかで、「E」「S」を不自由人、「B」「I」を自由人と位置づけて、上手にまとめてくださっています。

では、「I」は社会的にはどんな役割なのでしょうか。投資家ですからお金を提供するのが仕事です。しかし、ただ投資して、配当を待っているだけではないのです。

日本一の個人投資家と言われ、僕もお世話になった竹田和平さんが、業績が悪化した投資先の会社経営者を励ましたエピソードを、ここでは紹介したいと思います。