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日本人の間違いだらけのサプリ選び! 危ないサプリ、飲み方一覧

成分によって正しい飲み方は全然違う
中村 康宏 プロフィール

「ビタミンC」のサプリを大量に飲むのは大間違い!

例えば「ビタミンC」は、全身の抗酸化作用に加え免疫力や肌の状態に影響を与えることは事実ですが、だからと言って「たくさんビタミンCが含まれているものがいい」とは限りません。

確かに、体の中にビタミンCがたくさんあることはいいことですし、仮にたくさん摂り過ぎても水溶性ビタミンのため過剰分は尿から体外に排出されます。しかし、飲んだサプリに含まれるビタミンCの内、腸から吸収する能力には上限があるからです。

つまり、ビタミンCを一度に大量に摂取しても、そのうちのある程度の部分は吸収されずに体外に排出されてしまっているわけです。もちろんビタミンC含有量が多い商品ほど値段も高くなる傾向があることを考えれば、そうした商品を買って無闇に飲み続けることは、全くもって「お金の無駄遣いにすぎない」というわけです。

〔photo〕iStock

サプリと薬の「大きな違い」をご存じですか?

アメリカ国立衛生研究所(NIH)によると、サプリはそれを飲むことで期待できる効果をアピールすることはできますが、薬ではないので、「治る」とか「病気を予防する」ということを訴求することができません。

もし、あなたが「これを飲んだら病気が治る」と感じてサプリを飲んでいるとしたら、商品のPRが功を奏し、あなたの潜在的欲求と結びついた結果と言えるでしょう。

また、サプリは薬のように効果を得るために必要な量や、飲むタイミングの実証研究が豊富ではありません。サプリの場合、用法や用量がボトルに記載されていないのも、そのためです。

「私のサプリには1日3錠と書いてある!」と思う方もいるかも知れません。でもよく見てください。「目安量」という言葉がついているのではありませんか。このように、サプリの効果を等身大に見るためには、冷静に判断する視点が必要です。

 

十分量の栄養素をとり、健康維持・増進のために多くの人はサプリを飲んでいると思います。しかし、そのすべての人がサプリを必要としているわけではありません。なぜなら、健康的な食事をとることで、必要な栄養素のすべてを補充することは可能だからです。

ただし、そのためには毎食多くの野菜や果物、魚や肉などのタンパク質をとらねばならなくなり、逆にカロリーオーバーになってしまう危険もありますし、食品にふくまれる栄養素を重視するあまり、食事の内容を自由に選択できなくなってしまうのも事実です。

豊食といわれるこの時代、「好きなものを好きなときに食べたい」という欲求を我慢することは容易なことではありません。

その意味で、不足しがちに栄養素をサプリで補いながら、食生活を最大限に楽しむということは、決して間違いではありませんし、それに関しては私も大賛成です。

しかし、サプリの摂り方を間違えると、意味がないばかりか、カラダにとって有害にもなりかねません。そこで、まずは成分によって飲み方が異なることを頭に入れておきましょう。