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日本株「黄金の割安銘柄」を見つけるただひとつの方法

「長期バリュー」の大化け候補たち

「割安株の罠=バリュートラップ」が勃発!

2018年も後半に入ったが、マクロ主導相場が継続している。

当社が以前から言及しているように、割安株を主としたファンダメンタルズ投資は機能不全となり、米国や欧州の政治および経済動向に振り回される他力本願な相場だ。

事実、過去5年程度のPER(株価収益率)投資効果を見ても、トランプ相場の前後の期間を除いてPERが投資指標として機能した痕跡はない(下記図)。

出所 : Datastream

日本株市場においてファンダメンタルズの投資効果が低減し始めたのは、その多くが投資主体の変容(1)と、マクロ感応度の高まりに伴う業績予想に対する信憑性の低下(2)に起因する。

投資主体の変容については、ファンダメンタルズと無関係な投資スタイルを有するマクロ系のパッシブ投資家と、短期のイベント投資家の急増が市場を歪める原因となる。

しかし、その一方で良質な株を持ち続ける超長期投資家も依然として大きな影響力を有していることも事実だ。いわゆる「バフェット」的な投資家である。一般に彼らの資金は巨大で、長期にわたって株価にインパクトを与え続けることで知られる。

 

そして業績予想については、もともとマクロ感応度の高い日本株市場にとって、トランプ政権の挙動やイタリア、Brexitといった欧州の問題、中国の景気減速懸念などのリスクが顕在化してきたことが問題となる。

目先の利益予想が堅調で、それに比して株価が割安だとしても不確実性の高さから将来の展望を描きにくく、何らかのリスクを織り込んでいる可能性が高い。これは「バリュートラップ」と呼ばれるもので、安かろう、悪かろうといった株である。

これらを踏まえたうえで、少し発想の転換をしてみたい。