〔photo〕著者撮影
# 仮想通貨

マライア・キャリーも登場!仮想通貨「ノアコイン」本当の実力とは

イベントは1万人超が集まる活況だが…

埼玉スーパーアリーナで「ブロックチェーン祭り」

「これだけの聴衆を集めた仮想通貨のイベントは、日本で初めて。いや、世界でも初めてでしょう!」

こう声を張り上げたのは、仮想通貨ノアコインの日本サイドのプロモーターとして知られる泉忠司氏である。

〈 ケンブリッジ大学留学を経て、国内各大学の講師を17年に渡って歴任。著作は58冊で累計360万部に及び、独自のビジネスメソッドを伝える講演会やセミナーを開催。仮想通貨の国内外の普及に貢献、「キング・オブ・コイン」と称されている 〉

こうパンフレットで紹介されている泉氏だが、確かに、10月13日(土)、さいたまスーパーアリーナで開催された「ワールド ブロックチェーン フェスティバル2018」では、1万数千人の聴衆を集めており、20代後半の男性は私に、「このうちの何割かは泉ファンなんです」と、語った。

残りの何割かは、間違いなく第2部として用意された「スペシャル ゲスト ライブ」のマライア・キャリーのコンサートを楽しみにしているファンである。歌姫は、デビュー当時の「7オクターブの音域」こそ狭まっていたものの、声量は変わらず、迫力のステージで聴衆を沸かせた。

そして、最後に残ったのが、仮想通貨とブロックチェーンの将来に夢と不安の双方を抱える層だろう。「非中央集権型の改ざんできない台帳」であるブロックチェーンのもたらす可能性は無限だ。一方で、仮想通貨交換所の相次ぐトラブルや詐欺コインの横行に、単純に喜んでばかりはいられない。

 

ノアコインを運営するノア・ファウンデーションなどノアコイングループは、仮想通貨元年といわれ、ビットコインなどが急騰した2017年の初頭からプレセールを開始、第1期と第2期で数百億円を集めた。

だが、ノア・ファウンデーションの「出稼ぎ労働者の海外からの送金を安くするなど、フィリピンの貧困問題の解消に寄与する」という目的や、「フィリピンの政財官民一体のプロジェクト」という触れ込みは、フィリピン大使館が否定したことにより、怪しいものとなり、「詐欺コイン」という批判も出た。

ノアコイングループは、「行き過ぎた表現があった」と、釈明に務め、返金を希望する購入者には応じるなどして信頼回復に務め、18年6月12日の「フィリピン建国記念日に上場」というスケジュールを3ヵ月前倒し、香港のHitBITなどに上場した。

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