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「丸亀製麺」国内売上ナンバー1店舗、羽田空港店の秘密

「あるムダ」をなくして売上2倍
年商900億円、国内外1000店舗、既存店売上は対前年比100%以上を40か月以上達成……。日本を代表するうどんチェーン「丸亀製麺」は、なぜここまで急成長をとげることができたのか? その秘密に迫った『丸亀製麺はなぜNo.1になれたのか?』の著者で、創業社長の秘書をつとめる小野正誉氏が、国内売上ナンバー1店舗、羽田空港店で実践している「小さなムダとり」について語った。

客足が絶えない「羽田空港店」

丸亀製麺の国内店舗で、一番売れているのは羽田空港の第二旅客ターミナルにあるお店です。

開店したばかりのころ、行列があまりにも長くなってしまったので嬉しい悲鳴が上がりました。同時に、「お客様は諦めて他のお店に行ってしまうのではないか」という心配もありました。

羽田空港店は、他の店舗に比べてお店が格段と広いというわけではありません。

ただ、一日中ずっと客足が途絶えないのが羽田空港店ならではの特徴です。ピークがないからかえって強いのです。

他の店舗はランチタイムが勝負時で、一日の6割の売上を上げます。夜もお客様は入りますが、行列ができるほどではありませんし、それ以外の時間帯はポツポツ入る程度です。

羽田空港店はランチタイムにはやはり行列はできますが、それ以外の時間帯も客足は衰えません。最近は飛行機の中であまり食事を出さなくなったので、早めにランチや夕食をとる方、遅いランチや夕食などをとる方のニーズに合っているのでしょう。

 

空港のレストランは料金が高い傾向がありますが、丸亀製麺は全国統一なので、安くて早く食事をとれるというのも人気の理由の一つです。

しかし、売れているとはいえ、それに安住しているわけにはいきません。早急に問題点を解消しないと店の成長は頭打ちになってしまいます。

行列を解消するにはどうすればいいのでしょうか。

効率を考えれば、客席を増やしてお客様を詰め込んだり、制限時間を設けたり、料理を大量につくりおきするといった方法が考えられます。なかには椅子の座り心地を悪くして滞在時間を減らすなど、売上ファーストの方法を考えるお店もあるかもしれません。

しかし、どれも丸亀製麺としては受け入れがたい方法です。車のガソリンを満タンにするようにただ食べ物をお腹に詰め込むだけの場になったら、丸亀製麺らしさがなくなってしまいます。