# FP # 実物投資

1枚1億円…!? 株価暴落でも影響ナシ「コイン投資」の深い魅力

10年間で約3倍、バブルも心配無用
田中 徹郎 プロフィール

前回も申し上げましたが、アンティーク・コインは過去にさかのぼって造ることができません。一方で、新たに手に入れたいと考える収集家のほうは、今でも徐々に増え続けています。おそらくペーパーアセット全盛の現代に、かえってこのような実物資産に魅力を感じる人が増えているからではないでしょうか。

この需給のバランスの変化が、近年の相場上昇につながっているといえるでしょう。

 

リーマン・ショックもどこ吹く風

さらに一つ注目しておきたいのは、リーマン・ショックをはさんでのGB 200の値動きです。

当時、世界の株価がおよそ半分になり、アメリカやイギリスの不動産が大崩れする中、GB 200は値上がりを続けました。GB 200はイギリスコイン限定の指数ですが、私は海外で開かれるコインオークションの落札相場を見て、他の国のコインにも同様の傾向を感じたものです。

Photo by iStock

例えば中国コインの価格上昇は、すでに1990年代から始まっていましたが、本当の意味での上昇は2000年に入ってからです。

中国コインの相場上昇に関する逸話はたくさんありますが、例えば1970年代後半に1万円で買った湖北省の銀貨が、2010年に4500万円の値が付いた事例や、30年以上前に450万円で買った湖南省の銀貨が、1憶5000万円まで値上がりした事例などもあります。

リーマン・ショックをはさんでも中国コインは値上がりを続け、現在に至っています。ドイツやロシアはじめヨーロッパのコイン相場も同様で、2008年に起きた金融危機は、コイン相場にほとんど影響を与えなかったのです。