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# 実物投資 # FP

1枚1億円…!? 株価暴落でも影響ナシ「コイン投資」の深い魅力

10年間で約3倍、バブルも心配無用

FPの私がお客様にコインを勧める理由

私が趣味としてコインの収集を始めたのは、確か小学生のころ、母親から古銭をもらったのがきっかけでした。大学を卒業し、社会人になってからもコイン収集は続けましたが、その目的は資産運用ではなく、単にコインが好きだったからにすぎません。

本格的に資産運用の対象としてコインに投資を始めたのは、2004年に銀座でFP事務所(「銀座なみきFP事務所」)を開業してからです。

FPによるアドバイスの基本は、資産の分散です。

例えば、現金や預金ばかりではリタイア後におカネがショートする可能性がありますし、逆に株や投信のようにハイリスク・ハイリターンな商品ばかりでは、精神的なストレスが高まってしまいます。ですからFPは、クライアント一人一人のライフプランや家族構成、今後の収支の予測などを踏まえ、最適な資産構成(これを「ポートフォリオ」といいます)を設計しなければなりません。

 

FP事務所を開業後、4年目の2008年に起きた出来事によって、私の資産運用に対する考え方は少し変化しました。一言で言えばドルや円、ユーロなど、紙幣に対する信頼の低下といってよいかもしれません。

本コラムの第1回目で書かせていただいたように、日米欧の当局は、リーマン・ショックからの回復のため、大量の資金を市場に供給し続けました。アメリカは既に資金の回収を始めましたが、日本とヨーロッパは、10年経った今でも資金の供給を続けています(注:ヨーロッパ中央銀行は今年12月に停止する予定です)。

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これだけ大量の紙幣を供給して、市場に悪影響が出ないはずはありません。私は個人としてもFPとしても、中央銀行の金融政策に振り回されたり、その結果として起き得る金融ショックから資産を守る仕組みを、ポートフォリオに組み込めないかと考えたわけです。

そして徐々に、不動産はじめ、貴金属、場合によってはコインやカラーストーンなど、実物資産を一定額組み込むよう、お客様にお勧めするようになりました。今では、その選択は正しかったと思います。