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10倍株よりおススメ? 個人は<超優良>未上場企業を探せ!

出資や経営参画も。活用法はいろいろ!
上場株が10倍に値上がりするのは稀だ。株でも投資信託でもなく、本当に儲かるのは「IPO」。今、資金不足に悩む優良未上場企業(ベンチャー)に個人がアクセスする方法が拡大中。“原石”を探してIPO長者になるもよし、経営に参画して天職とするもよし。夢を買って資産家になる、そんな「もう一つの選択肢」を中小・ベンチャー企業に詳しい元ビジネス誌編集長が紹介する。

プロが密かに物色する<超優良>未上場企業

筆者は、バイオテクノロジーやナノテクノロジーなどといった先端技術関連ベンチャー企業を取り上げ、スポットライトを当てる記事を雑誌に連載している。あまり知名度はない会社もあれば、すでにスタートアップ段階から成長を遂げた会社もあり、どの会社も魅力的で面白い。 

新しい記事が出ると、編集部に「次は、どんな企業が掲載されるのか?」と、待ちきれない問い合わせがかなり来るのだが、読者からではない。実はその多くが、証券会社や証券系シンクタンクなのである。証券会社がなぜ筆者の取り上げる企業に興味を持つのか。彼らは、次の「IPO候補」を物色中なのだ。

投資に多少なりとも触れている人には言わずもがなだが、IPOとは新規上場株式のこと。急成長して短期で大幅な投資リターンの可能性があると見込まれ、売り出される株式数よりも需要が多ければ、上場後の値上がりは確実。宝くじみたいなもので、購入を申し込んで運よく当選すると大きな利益が得られる。

 

たとえば「ユーグレナ」である。東大発ベンチャーで、いまではミドリムシを健康食品として売ったり、燃料に使ったりすることで知られるが、創業後ミドリムシラーメンでマスコミに注目されるまでまったく無名の存在だった。投資家も事業内容をなかなか理解できなかったはずだ。

そんな会社が、株式上場すると時価総額106億円、その後さらに成長して1000億円企業にまでなった。アメリカンドリームならぬジャパニーズドリームである。

夢のあるスタートアップベンチャーが多数存在し、中には世界トップレベルの技術を持つ会社もある。世の中には「株だ」「クラウドファンディングだ」などと、儲かるネタを追い求めている人がたくさんいる。しかし、プロが本当に追っているのは何倍にも大きく儲かる、こうした「未公開企業」なのだ。

そして、そのチャンスを取ることが、今や個人にも十分可能になっている、と言ったら驚くだろうか。「それ」について語る前に、まずは魅力的な未上場企業をいくつか紹介したい。