「ファッション雑誌は細いモデルさんばかり、紹介している洋服やバッグも高価なものばかり。トップファッションブロガーさんたちも若くて細くてきれいな女性ばかり。自分には遠い存在、関係ないと思ってしまう。ここにくれば、リアルな年齢、体型の私たちが着こなしだけでちょっと素敵になっている。

『これなら私もすぐできる!』って思って頂けるんでしょうね」
 
今回の本を作るにあたっても、企画の段階から読者のお悩みを募集し、読者のリアルな悩みを紙面に反映させた。そうやって読者を巻き込み「自分ごと」にすることで、本の予約が集中し、冒頭の「Amazon総合1位」に繋がった。

SNS時代に売れるモノとは?

SNS時代になって、売れる服の傾向も変わってきているという。

「かつてはおしゃれなエリアにある憧れのショップに、わざわざ足を運んでブランド物を買うのがおしゃれでした。

でもSNS全盛のいま、全身高価なブランドを着るのは、頑張っちゃっているのが見え見えで『イタい』と思われてしまう。それよりも、ブランド物は1、2点さり気なく持って、あとはザラやユニクロ、GUなどのプチプラを上手にミックスさせるほうが好感度が高いんです。今人気のあるインスタグラマーやファッションブロガーはそのあたりの空気を読むのが上手い。『リアルと憧れのさじ加減』がとても上手だと思います。

私たちのブログでセレクトするのも、一生ものの憧れブランドというより、リアルな読者が今すぐ買えて、明日からでも着られるもの。家で洗える、シワになりにくいなど、背伸びしない、リアルに使い勝手がいいもの。そういうものがよく売れます」
 
また、いまネットで売れているショップには共通点があるという。

「今までは、ショップに行って買っていた。でも今は、みんなスマホでじっくり時間をかけてチェックしてから買います。そうやってネットで吟味して、時間があればショップで実物を確認して買うけれど、面倒だからそのままネットで買う人も多い。いま売れているネットショップは、商品の見せ方がとてもうまいんです。

商品を非常に細かく丁寧に紹介して、普通っぽいモデルに着せているから、買う側も想像しやすい。そういう商品紹介のうまいネットショップが当たり前になっている。だから、リアル店舗でハンガーにぶら下げているだけの服というものに、みんな魅力を感じなくなってきている。同じネットショップでも、おしゃれなだけの見せ方では、みんな飛びつかないと思います。

SNS以前と同じプレゼンテーションでは、服は売れなくなっているということなのでしょう。今後生き残るアパレルは、この購入動線を意識するともっとやることが見えて来ると思います」(すべて窪田氏)

読者のニーズを確実に捉えた服を売っていく、リアルおばちゃんブロガー軍団の快進撃はまだまだ止みそうもない。

ファッションブログ・人気ランキング第1位ブログ主宰の著者が伝授するダイエットいらず・プチプラOK・即効で-5キロ見え! 大人体型の魅力を最大限に引き出す着こなし新ルール実例集。