10月16日 指紋法の導入(1908年)

科学 今日はこんな日

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"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1908年の指紋の分類によって、個人を識別する「指紋法」が警察に導入され、この日から受刑者の指紋徴取が開始されました。

【写真】警察学校での指紋の講習
  1950年代ころの警察学校による指紋の講習 photo by gettyimages

指紋は、汗の穴がうねのように連続した「隆線」が作る紋様で、各人各指に固有(一卵性双生児でも異なる)、終生不変のものです。渦状紋、蹄状紋、弓状紋など、いくつかのタイプがあり、日本人に多いのは渦状紋、蹄状紋といわれています。

ちなみに、特殊なタイプは変体紋といわれ、いわゆる「指紋の無い」タイプは、この変体紋に含まれるそうです。

指紋は、犯罪捜査のほか、親子識別にも利用されてきましたが、近年はスマホのロックを解除するパスワードの代わりとしても使われています。こうした指紋を使った技術の発展によって、指紋データも氏名や生年月日と同様に個人情報として扱うべきであるという議論も始まっているそうです。

ちなみに、署名や捺印のかわりに拇印をする行為は、日本では明治以前より浸透していたようで、個人識別としての指紋の利用は、日本では比較的古くから行われていたようです。