子どもたちが30年熱狂!『ねるねるねるね』の化学反応、2つの秘密

「研究開発秘話」をクラシエフーズに訊く
リケラボ プロフィール

現在は、昔と比べて酸味が抑えられています。

2010年に行った調査で、今の子どもはすっぱさが苦手ということがわかりました。そこで、すっぱさを抑えて、より甘みを感じるようにしているのです。

──ということは、クエン酸を減らしたということでしょうか。色や膨らみの変化に影響はありませんでしたか?

先ほど、「食感を調整しながら風味のバランスを保つ」とお話したのと同じように、きちんと味と食感のバランスを保てるか、試作と試食を繰り返しています。

そのため、色の変化や膨らみを維持しつつ酸味を抑えられる配合を試行錯誤したうえで改良しました。

ちなみに、ソーダ味の『ねるねる』と一緒に食べるカラフルラムネも、「固い」といった声を多くいただいたため、ラムネを形成する打錠メーカーさんと相談し、固くなりすぎないよう改良されています。

 

──すっぱさが苦手だったり、ラムネを固いと感じたりすることが子どもへの調査で初めてわかったように、子どもと大人の味覚には差があるかと思います。普段、そのギャップはどうやって埋めているのですか?

試作段階のものを子どもたちに食べてもらい、評価してもらっています。当社で子ども向けの菓子をつくる際は、実際に子どもたちの反応を見ることを大切にしています。

子どもは、大人ほど事細かに感想を伝えることはできません。そのため、おいしそうにしているか、味以外のところでも、楽しくつくっているか、飽きてしまうことがないか、難易度は適切か……など、実際に様子を見てみないとわからないことがたくさんありますね。

──ちなみに、味や食感以外にもアップデートされているポイントなどはありますか?

子どもたちにより楽しんでもらえるよう、キャラクターの『ねるねくん』をトレーにかたどったり、最後まできれいに食べられるようスプーンの形状に丸みを加えたり、水を入れるときに使う三角形のトレーを、はさみを使わなくても切り離せるようにしたり……。口に入る部分以外にも、改良できる点は、マーケティングと研究所、そしてトレーメーカーさんなどの協力会社を交えて連携しながら工夫を重ねています。

ねるねるねるね

お菓子で子どもの創造力を刺激する

──『ねるねるねるね』のパッケージに“知育菓子”と書かれていますが、知育菓子とはどんなものなのですか?

“知育菓子”とは、子どもたちに豊かな創造力を育んでもらいたいといった想いから当社が名付けたシリーズのお菓子です。粉と水から、お菓子を手づくりする体験を楽しめます。

2005年にシリーズが確立してから、『ねるねるねるね』も知育菓子の一員になりました。なかには、本物の料理そっくりなお菓子を手づくりできる『ポッピンクッキン』シリーズや、カラフルなグミやキャンディをつくれる『カラフルピース』シリーズ、スライムのような不思議なお菓子がつくれる『ふしぎはっけん』シリーズ、そして『ねるねるねるね』といった、4つのブランドがあります。

現在、全部で24種類の商品があるので、興味や年齢によって好きなものを選んで手づくりしていただければと思います。

ちなみに、一番幼いうちから楽しめるのが『ねるねるねるね』。粉と水を混ぜるだけでシンプルに楽しめるお菓子なので、社内でも「3歳になったらねるねるねるね」と言われています。

ねるねるねるね

──知育菓子で、子どもたちに手づくり体験を楽しんでもらうために大切にされているのはどんなところですか?