10月14日 日本初の体外受精児が誕生(1983年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1983年のこの日、両親の精子と卵子を体外で受精させ、母親の子宮に戻して発育させた日本初の「体外受精」による赤ちゃんが、東北大学医学部付属病院で誕生しました。

体重2544グラム、身長44センチの女児でした。この出産に関して、当時は倫理の面から反対の声もあがりましたが、現在では不妊治療のひとつとして定着しており、2013年には全出生者の24人に1人が、体外受精で生まれているそうです。

2016年の春、母親と父親のDNAにくわえ、ドナーのDNAも受け継いでいる、3人のDNAを持つ赤ちゃんが、ニューヨークで誕生したというニュースが報じられました。

生殖医療・不妊治療は日々進歩しており、30年前には考えられなかったようなことが、次々に起っています。変化の早い時代にこそ、しっかりとした知識をもって、あやふやな情報に流されないことが大切なのではないでしょうか。

【写真】日々進歩する生殖医療・不妊治療
  日々進歩する生殖医療・不妊治療 photo by iStock

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