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美智子さまは眞子さまと小室圭さんのご結婚延期をどう考えているのか

皇室ジャーナリストの、ひとつの見方
皇室取材歴約60年、国内で最もキャリアのある皇室ジャーナリスト・渡邉みどり氏は、未だに尾を引いている秋篠宮眞子さまのご結婚延期をどうみているのか。渡邉氏は現在も、美智子さまの友人たちと深い交友関係を持ち続けている。「日本で一番美智子さまを知るジャーナリスト」が考える、眞子さまと小室圭さんのご結婚延期の今後の行方とは。渡邉氏による特別寄稿。

絢子さまはご結婚できるのに……

2017年(平成29年)9月に宮内庁が婚約内定を発表した秋篠宮眞子さまと小室圭さんだが、2018年(平成30年)3月には一般の結納にあたる「納采(のうさい)の儀」が行われ、11月には結婚式の運びとなる予定だった。婚約内定発表時は、初々しいお二人の記者会見の模様が全国に放送され、国民は祝福ムードに包まれた。

その後、雲行きは一転する。

2018年(平成30年)2月、宮内庁はお二人のご結婚に向けたすべての行事について、「後日に延期することとなりました」と発表した。その理由として、「充分な準備を行う時間的余裕がないことを認識するようになりました」とし、また2019年(平成31年)は天皇陛下のご退位と皇太子さまのご即位に伴う一連の重要儀式などが執り行われるために、お二人のご結婚とそれにかかわる行事は、「一連の儀式等が滞りなく終了した再来年になる」と発表した。

 

ところがである。

2018年(平成30年)7月、宮内庁は高円宮家の三女絢子(あやこ)さまと日本郵船社員の守谷慧(けい)さんのご婚約が内定したと発表したのだ。その後、お二人は8月に「納采の儀」がすんでご婚約が正式に成立し、10月29日には明治神宮において結婚式が執り行われる予定となっている。

2017年(平成29年)12月に出会ったばかりという絢子さまと守谷さんのご結婚までの運びは、スムーズである。では、眞子さまと小室さんのご結婚はいったいどうなってしまうのか。眞子さまは、2018年(平成30年)10月23日に27歳の誕生日を迎えられた。

眞子さまと小室さんは、国際基督教大学の入学当初に出会い交換留学生の説明会で交流を持ち始め、5年越しの交際を続けてこられた。ご結婚に向けたすべての行事が延期になったのち、小室さんは2018年(平成30年)8月に突然渡米、ニューヨークのフォーダム大学ロースクールに留学してメディアを騒がせた。小室さんは、3年間の留学でニューヨーク州の弁護士資格の取得を目指すという。

メディアでは、関係者の話として、皇后さまが眞子さまのご婚約延期の件でご心配されているかのような報道が相ついだ。

『宮内庁は、眞子さまの結婚延期をめぐる週刊誌報道に対し、「(皇后さまが)驚き、悲しんでおられ、陛下も深くお心を痛めておられます」とする文章をホームページに掲載した。一連の報道に対し、宮内庁は、両陛下が眞子さまの結婚の問題について、宮内庁幹部らに感想などを話したことはなく、親族や友人らが話題にしたことも皆無だったと反論。

掲載文によると、両陛下は「極力周囲の雑音から眞子さまを守り、静かな状況を保つ中で、眞子さまがご自分の考えを深められるように助力なさる」ことを第一に考え、「首尾一貫このことに関し一切発言を慎まれてこられました」という。』(平成30年5月26日、朝日新聞より一部抜粋)

来年、上皇后となられる美智子さまは初孫の眞子さまに大変期待しておられるし、ご婚約の延期を憂慮されているに違いない。

『初孫』
春の光溢るる野辺の柔かき草生(くさふ)の上にみどりごを置く
(平成3年秋篠宮家に第一女子誕生)

美智子さまが、1992年(平成4年)に眞子さまのことを詠まれた和歌である。初孫の眞子さまへの深い慈愛を感じることができる。天皇皇后両陛下の初孫である眞子さまは、幼いときから妹の佳子さまと、両陛下のお住まいである皇居で天皇陛下の稲刈りのお手伝いをし、美智子さまの養蚕などをご一緒に励んでこられた。

では、美智子さまは今回の眞子さまのご婚約延期をどのように考えておられるのだろうか。それに触れる前に、皇室のご結婚に関する歴史を少し紐解いてみたい。