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# 上場インフラファンド

安定・高利回りの「上場インフラファンド」気になる銘柄はこう選ぶ

各社の「スポンサー」に注目
いま、安定・高利回りの投資先として、「上場インフラファンド」が脚光をあびている。インフラ資産(太陽光発電所)を投資対象にしたファンドで、東京証券取引所に上場しており、安定した利回りが魅力だ。

前回の記事ではその仕組みやメリットを解説したが、今回は具体的な上場銘柄の選び方について、「上場インフラファンド」に早くから注目してきた個人投資家、真田輝氏が指南する。

上場インフラファンド5銘柄の違い

現在、上場銘柄は5銘柄だけなので、上場株式やJ-REIT(上場不動産投資信託) と比べて、上場インフラファンドは、買う時に選びやすいということがメリットの1つです。

いずれも投資対象は太陽光発電所なので、上場株式のように、会社ごとにビジネスモデルが違うわけではありません。 また、J-REIT のように不動産の種類が、オフィスビル、マンション、商業施設(ショッピングセンターなど)、物流施設(倉庫)、ホテル、ヘルスケア施設などと多岐にわたるわけでもありません。

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その意味では、現在の5銘柄は基本的には似ています。ただ、各社の「スポンサー」や運用方針の違いにより、銘柄ごとの特徴はありますので、そのポイントをご説明したいと思います。

「スポンサー」とは、上場インフラファンドの資産運用会社の大株主のことをいいます。 前回の記事でもご説明した通り、上場インフラファンドは資産運用業務を外部の資産運用会社に委託しており、その資産運用会社の大株主である「スポンサー」は、上場インフラファンドの運営に関して、様々なサポートを行っています。

 

タカラレーベン・インフラ投資法人(9281)

スポンサーは、東証1部上場で、マンション分譲大手のタカラレーベンです。同社は太陽光発電所の実績が豊富で、2013年にメガソーラー事業に参入しています。 インフラファンド市場の上場第1号銘柄となります。

分配方針については、減価償却費(現金の支出を伴わない費用)を原資とした利益超過分配(利益を超えて出す分配金)ではなく、純利益から安定して分配金を出すことを重視しています。 株式会社日本格付研究所(JCR)(※1)から、A⁻の格付けを取得しており、安定的な財務基盤といえます。

(※1)株式会社日本格付研究所(JCR、Japan Credit Rating Agency, Ltd.)とは、日本の主要な各付会社(各付機関)の1つです。各付会社とは、企業や金融商品の信用力を、「A A A」「B B+」などの記号により評価する企業です。この「A A A」「B B+」などの評価を信用格付けといい、投資家が株式などの金融商品へ投資するときの参考データとなります。

いちごグリーンインフラ投資法人(9282)

スポンサーは、不動産アセットマネジメント事業やクリーンエネルギー事業を主力とする東証1部上場のいちごです。 資産運用会社は、いちご投資顧問となり、いちごグリーンインフラ投資法人の他にも、2種類のJ-REIT(オフィスリートとホテルリート)を運用しており、豊富な運用経験を持っています。

上場インフラファンドならではの安定した収益性をもとに、10か年長期業績予想(2026年6月期まで)を発表しています。 2017年12月末を基準日として、投資口の分割を行い、現在は、全銘柄中最安の6万円台から買えます。