# 老後

3000万円の老後格差…! 幸福な夫婦が「共働き正社員」を選ぶワケ

「W退職金、W厚生年金」をゲットする
山崎 俊輔 プロフィール

仕事も家事育児も大変だが、共働きで老後に笑おう

今や共働きは「多数派」となっています。専業主婦と会社員の片働き世帯と比べると、共働き夫婦の世帯はほぼ2倍です。1.2倍でも1.5倍でもなく、2倍いるのが現代です。

ただし「パートや契約社員で共働き」というのと「夫婦とも正社員で共働き」というのは大違いです。それはすでに述べた「W退職金、W厚生年金」の条件をクリアできるのが正社員だからです。

だとすれば、「共働きをするなら夫婦とも正社員にこだわる」ことと、「共働き正社員夫婦のポジションを失わない努力をする」ことが大切です。

 

共働き夫婦は、基本的にストレスばかりの日々を送っています。共働きを続けるためには、夫婦で協力したり工夫をすることが必要です。

まずどちらかだけが家事育児のしわ寄せを請け負っていると共働きはうまくいきません。一般には女性のほうが家事育児の重い負担にさらされています。P&Gと雑誌『サンキュ!』の調査によれば、家事分担比率について、「夫0割、夫1割、夫2割」の家庭の割合は合計で58.5%にもなります。

共働き正社員夫婦の夫と妻の年収差を考えると、いかにも偏りすぎの現状が明らかになります。「ミライの勝ち組」となるためにはしっかり妻に稼いでもらい続ける必要があり、そのカギは家事育児の分担を男性も行うことです。

このとき、家事や育児を効率化させていくことは妻の家事負担を軽減したり、夫が分担した家事負担をラクにすることになります。例えば洗濯乾燥機の購入を認めない夫は、共働き夫婦の進むべき道を見誤っています。

そして、家事や育児のあり方を見直すことは、妻のキャリアを軌道に乗せ直すことにもつながっていきます。時短勤務を一日90分とするか30分とするか、あるいはフルタイムにするかで、妻の年収は大きく変わってきます。しかしそれは女性のがんばりだけではどうにもなりません。「夫婦の合計年収を上げる」という観点で話し合い協力しあっていなかければ実現しないことなのです。

共働き夫婦はしばしばケンカも絶えませんし、仕事と家庭の両立でストレスのある日々を送ります。しかし「ミライの勝ち組」になれるのは自分たちなのだと、自信をもって仕事に励んでほしいと思います。きっと、人生100年時代のラストを楽しく過ごせることになるはずです。

共働きのお金の注意点については、拙著『共働き夫婦 お金の教科書』で、共働きの稼ぎ方、家事シェアや家計と貯蓄の分担のあり方など、たくさんのノウハウを紹介しています。もちろん老後にもっと笑えるためのヒントも多数紹介しています。ぜひご覧ください。