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3000万円の老後格差…! 幸福な夫婦が「共働き正社員」を選ぶワケ

「W退職金、W厚生年金」をゲットする
山崎 俊輔 プロフィール

目の前の負担感だけではなく、人生を通してどの働き方が有利となるか真剣に考えたことはあるでしょうか。「税金や社会保険料がかからないからパートがお得」と安易に考えているようなら、それは「未来の負け組」になる可能性があります。

これからの時代、できうる限り共働き正社員夫婦を志向するべきです。理由は正社員夫婦は、2つの大きなアドバンテージを老後に向かって手にしているからです。それは「W退職金、W厚生年金」という武器です。

正社員の共働き夫婦は「ミライの勝ち組」になるための切符を2枚も手に入れているのです。

 

3000万~4000万円の「老後格差」になる可能性

ダブル退職金はそのまま妻の退職金分が老後格差の源泉となります。

退職金水準は会社によって千差万別ですが、仮に1000万円もらえれば、毎月4万円、20年超使える予算枠を、夫の退職金に加えて手にすることになります。

夫婦で2つの退職金を得ることで、大きな老後の財産を手にしてセカンドライフをスタートさせることができるのが、共働き正社員夫婦の大きなメリットです。「老後の貯金ゼロだった……」と思っていても最後に銀行の通帳の残高が一気に跳ね上がるチャンスがあるわけです。

そしてダブル厚生年金でも、妻の厚生年金相当が老後の格差を生み出す違いとなります。

専業主婦でも基礎年金(国民年金)はもらえるものの、妻が正社員として働いたことにより月8万円程度の老齢厚生年金を上積みすることができれば、先の退職金と合わせて決定的な老後の豊かさになるわけです。

公的年金は終身給付ですから、女性の65歳平均余命(24.4年)を勘案すれば、2440万円程度の「差」になります。女性の4人に1人がまだ元気な年齢を考慮すると、公的年金の差は約3000万円にもなります。

ダブル厚生年金とダブル退職金を合わせれば3000万~4000万円の老後格差になることになります。

老後の資産形成の目標として約3000万円を掲げることが多いのですが、実は共働き正社員としてがんばることで、この目標をおおむねクリアできている、とも言えるほどです。