こんな金融商品・勧誘は要注意「ワナを見抜く7つのポイント」

あなたのお金が狙われている
荻原 博子 プロフィール

金融機関の「不都合な真実」

(3)不都合なことは、小さめの文字で書かれている

広告や商品説明などでは、金融商品について不都合なことは、比較的小さな文字で書かれているケースが多いです。実は、一昔前までは不都合なことは米粒くらいの文字で言い訳程度に書かれていることが多かったのです。

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けれど、金融商品取引法が改正されて、あまり小さな文字にすると取り締まりの対象となるようになりました。ですから、以前ほど小さくはありませんが、それでも金融機関によっては、かなり不都合なことには気づかせない努力をしている跡が見受けられます。

ドブに捨ててもいいお金で投資をするなら別ですが、そうでないなら、小さな文字には特に目を光らせましょう。

(4)高額プレゼントは、どこかで元を取られる

金融機関のプレゼントを見れば、収益をあげられる商品かあげられない商品かがわかります。昔は、預金集めが銀行の収益の原動力になっていました。ですから、預金してくれる人には様々なプレゼントを用意しました。

けれど、今や預金など必要ない。むしろ、持ってきてほしくないというのが銀行のスタンス。投資商品や保険商品など手数料が稼げるものには銀行の収益に貢献するのでプレゼントをつけますが、預金にはプレゼントはつけません。

 

これは、保険でも同じ。保険のおばさんが、お菓子を持ってやってくるのは、単なるサービスではありません。それで契約を取って儲けるための、海老で鯛を釣る撒き餌なのです。そう思えば、「親切にしてくれるから」とか「いろいろと、もらっているから」と、悪く思う必要はないのです。

プレゼントがセットの時には、そのプレゼントをしても充分に得られる見返りを金融機関がどこで得ているのかを見る必要があるでしょう。

(5)銀行、郵便局を過信するな

「証券会社で投資」というと、普通の人にはまだ抵抗があるかもしれません。けれど、銀行や郵便局なら、なんとなく安全に気軽に投資できそうな気がするという人は多いことでしょう。それでも、銀行は破綻の恐れがあるということで敬遠する向きもありますが、郵便局にはまだ絶対的な信頼を置いているという人も多いことでしょう。

ただ、郵便局といえども、投資商品にはリスクがあります。現在、郵便局の窓口で取り扱っている投資信託は58本ですが、そのうちの約3割は、1万円の基準価額以下になっています。

さらに約3割が基準価額に毛の生えた程度の1万円台(2017年6月15日現在)。アベノミクス景気が54ヶ月続いていると言いますが、ゆうちょ銀行で投資信託を買っている人の半分以上は、アベノミクスだ、景気回復だと騒がれているほどには儲かっていないようです。

証券会社とちがって、郵便局や銀行は、あなたの給与振込口座や預金口座を把握しています。どれくらいの収入があり、どれくらい預金があるかがわかっているので、高額預金者にはバンバン電話して、「低金利で預金しておくよりは、投資の方がいいですよ」とあの手この手の誘いをかけてきます。それだけに、注意が必要です。