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こんな金融商品・勧誘は要注意「ワナを見抜く7つのポイント」

あなたのお金が狙われている
「あなたのお金が狙われている!」。そう警告するのは、テレビでおなじみの経済ジャーナリストで、著書『投資なんか、おやめなさい』などでも知られる荻原博子氏だ。投資ブームに一石を投じる荻原氏だが、どうしても投資をしたいなら、次の「7つのポイント」を押さえるべきと説く。カモがネギを背負って鍋に追い込まれないために、絶対覚えておきたいこの鉄則について解説してもらった。

金融商品のカラクリを見抜け

(1)利率1%以上には、カラクリがある

高金利とはどれくらいなのかといえば、低金利の今だと1%以上。金融機関でも、1%の金利を稼ぐのに四苦八苦している時代です。かつて0・1%の金利だった日銀の当座預金口座に300兆円近いお金を金融機関が預けたのも、1%どころか0・1%の金利を稼ぎたかったからです。

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そんな中、皆さんに1%以上の金利を支払うというのは、裏にそれ以上儲かる目算があるからです。特に預金というのは、皆さんにとっては安全資産でも、銀行にとっては負債です。その負債を、高い利息をつけて引き取るからには、それ以上の旨みがなくては引き取るはずがありません。

そのカラクリを見抜いた上で金融機関と付き合うぶんにはいいですが、もしそのカラクリがわからなかったら、大切なお金は預けないと決めたほうがいいでしょう。

(2)複雑な金融商品ほど、高額な手数料を取られる

様々な金融商品が、日々、開発されています。証券化やデリバティブなど複雑な手法を使った金融商品も数多く出てきています。ただ、金融商品は、複雑になればなるほど手数料が高くなる傾向があることを覚えておきましょう。

「外貨建て生命保険」なども、為替商品と保険商品という2つの側面を持っているだけに商品が複雑で、そのぶん手数料も高くなっています。

 

もちろん、手数料が高いぶんだけ儲かるというならいいですが、実は、そうはなっていないというのが現状です。

例えば、投資信託で見てみましょう。投資信託でも、単純に日経平均に連動していく国内ETFだと、運用中に引かれる信託報酬が0.5%前後です。けれど、ファンドマネージャーがさまざまな金融商品を駆使して運用するアクティブ投信だと、3%近い信託報酬を取られるものもあります。だからといってすごい成績を上げているかといえば、そうでもない。

実は、かの有名な投資の神様ウォーレン・バフェットも、「非常に低コストのS&P500インデックスファンドに投資したら、同時期に投資を始める人の90%よりもうまくやれます」と、バークシャー・ハサウェイ(世界最大の持ち株会社)の2004年の年次総会で言っています。

この場合の買い方は、10年以上にわたって下がったら買う、また下がったら買うというナンピン買いを続けていくことによって金融商品のコストを下げるという方法です。間違っても「ドル・コスト平均法」などという、高くても買ってしまう方法ではありません。

特に、「投資」の初心者は、ただでさえリスクが把握しにくい。だとしたら、はなから複雑な金融商品を避けるということにしてもいいでしょう。