働き方改革の前に、政府はまずこの超絶ムダな事務作業を改善してくれ

確定申告の面倒臭さは罰ゲーム級
沢渡 あまね プロフィール

時代は「エンゲージメント」重視です

最近「エンゲージメント」というキーワードが目立ってきている。

エンゲージメントとは、「社員の会社に対する帰属意識や、仕事に対する愛着、誇り」のことを言う。企業の関心は、時間管理一辺倒の働き方改革ではなく、社員のモチベーションややり甲斐をいかに高めるか、ということにシフトしつつある。

そのために、企業では無駄な間接業務を減らして、社員と組織の成長につながる時間や余裕を増やす取り組みも盛んになってきた。これは極めて、健全な傾向である。

 

一方、国民の国に対するエンゲージメントはどうであろうか?

・確定申告における、無駄な事務作業・手続き
・稼げば稼ぐほど、国にたかられる税制・社会保障制度
・マイナンバーをはじめとした、個人や組織の成長にも、国際的競争力強化にもつながらない紙作業の増加
・満員電車通勤などの古い慣習や社会問題も残ったまま

これでは、日本国民の国に対するエンゲージメントは上がらない。最近、政府は外国人労働者の受け入れも検討しはじめた。

しかし、敢えて言いたい。いまのこの国の現状で「海外の優秀な方に来ていただけると思うな!」「その前に、国民のエンゲージメントを気にしろ!」ということを。

政府は「働き方改革」を叫んでいる。その実、改革を民間企業や国民に丸投げしておいて、挙げ句の果てに生産性を上げる邪魔をする、余計な仕事を増やす。これは控えめにいって、無責任だ。

・無駄なタダ働き、間接業務はとっととなくす
・国民が本来価値にコミットしやすい環境を作る

そのための妥協や仕組みアップデートを本気で実行してもらいたい。政府だけがラクしてトクする国に、よい人材が集まるわけがない。「プレミアムなんちゃら」「シャイニングなんちゃら」のような表面的なお祭り騒ぎで、滑っている場合ではないのだ。

財務省、金融庁、経産省、総務省、厚生労働省、社会保険庁、このような関係省庁にズバリ申したい。

「あなたたち、働き方改革の邪魔してますから!」