スーパーホテルのベッドはこだわり抜いたオリジナル
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ぐっすり眠れて急成長!「スーパーホテル」が顧客満足度1位の秘密

ビジネスホテルの常識を変えた驚愕商法

アパ、東横インなどを抑えて顧客満足度4年連続1位

スーパーホテル(本社・大阪市西区、山村孝雄社長)は、ぐっすり眠れることにこだわり、景気の回復と訪日観光客の増加により好調なビジネスホテルの中でも、顧客満足度が突出したホテルだ。リサーチ会社J.D.パワーが発表した2017年日本ホテル宿泊客満足度調査(1泊9000円未満部門)で、4年連続1位を獲得した。

スーパーホテルのフロント近くには枕が並ぶ「ぐっすり枕」コーナーがある

創業は1989年(平成元年)。年商は2018年3月期で314億6200万円。2002年の約42億円から一貫して伸びており、7.5倍となった。

店舗数は131で、国内に128店舗、海外はベトナムに2店舗とミャンマーに1店舗の計3店舗を展開している。02年は30店舗だったので、4倍以上になっている。

顧客単価はホテルによって異なるが、平均で7000円ほど。顧客の男女比は男性75%、女性25%。外国人顧客の比率は、全国で9%となっている。客室数は100室ほどが平均である。

アパホテル、ルートイン、東横インといった、年商では上回る並み居るビジネスホテルチェーンの強豪を抑えて、顧客満足度1位を維持している。その背景として、眠りへのこだわりばかりでなく、天然温泉の導入、朝食無料、IT活用による効率化の徹底、ロハスへの取り組み等々といった、数々の先端的な経営を行っている。

 

90%もの高い稼働率、70%を超えるリピート率

なぜ、スーパーホテルは顧客からの圧倒的支持を受け、90%もの高い稼働率、70%を超えるリピート率を誇っているのか。解明していきたい。

スーパーホテルは「安全、清潔、ぐっすり眠れる」をコンセプトとしている。

創業者の山本梁介会長は、元々はシングルマンション(単身者向け賃貸マンション)の経営を行っていたが、その頃多く寄せられた居住者からの苦情は、階段を昇降する音がうるさい、隣の部屋から漏れてくる声が気になるなどといった、睡眠を妨害されることに対する不満だった。

とりわけ眠りを重視しているのは、その経験がヒントになっている。