10月10日 科学者キャヴェンディッシュ生まれる(1731年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1731年のこの日、水素の発見などで知られる科学者ヘンリー・キャヴェンディッシュ(Henry Cavendish、1731–1810年)がフランスで生まれました。

【写真】ヘンリー・キャバンディッシュ
  ヘンリー・キャヴェンディッシュ(Henry Cavendish) photo by gettyimages

キャヴェンディッシュはイギリスの名門貴族の出身で、ケンブリッジ大学を卒業したのち、莫大な財産を使って数々の実験を行いました。前述の水素の発見や地球の密度測定など、優れた業績で生前から広く知られていましたが、じつはその他にも「クーロンの法則」や「オームの法則」などを独自に発見していたことが死後に明らかになったことでも有名です。

人とかかわることを避け、1人で実験することを好んだキャヴェンディッシュは、「研究成果を論文として発表することで、評価を得る」という科学界の常識から外れた奇特な人物だったのです。

また、彼の一族の寄付によって設立されたケンブリッジ大学「キャヴェンディッシュ研究所」は、現在でも最先端の研究所として続いており、DNAの二重らせん構造を発見したワトソンとクリックや、2016年のノーベル物理学賞を受賞したデイヴィッド・J・サウレス(David J. Thouless、1934年– )、フレデリック・ダンカン・マイケル・ホールデン(Frederick Duncan Michael Haldane、1951年– )、ジョン・マイケル・コステリッツ(John Michael Kosterlitz、1942年– )の3人もこの研究所の出身なんだそうです。

【写真】サウレス、ホールデン、コステリッツの受賞を発表するハンソン
  サウレス、ホールデン、コステリッツのノーベル物理学賞受賞を発表するスウェーデン王立科学アカデミーのゴラン・ハンソンら(ストックホルム、スウェーデン 、2016年) photo by gettyimages