〔photo〕iStock
# 教育費

子供に教育費をどんどん使い過ぎて、「老後破産」しかけた夫婦の悲劇

子供のためのはずが、親子とも不幸に…

幼児学習、水泳、英会話…増え続ける「習い事」地獄

最近は、結婚年齢が遅い「晩婚」のカップルが増え、それ故に子どもをもうける年齢も上がり、「晩産」の傾向となっています。どちらも悪いことではないのですが、大きくこの2つの要素が影響して、気が付いた時には自分たちの老後資金について真剣に悩まなくてはいけないケースが増えてきています。

たとえば、37歳で結婚したAさんご夫婦の場合です。家計相談に来たときは、Aさんは50歳、奥さんは49歳になっており、定年退職を10年後に控えている状況でした。

 

お二人は結婚時から共働きで、しばらくはDINKSとして暮らしていました。奥さんが38歳になった時に「そろそろ子どものことも真剣に考えないと、これ以上年を取ってからの出産は大変」と考え始め、いわゆる妊活を始めてすぐ妊娠。39歳で長男を出産しました。

産前産後休暇、育児休業を使いながら、仕事を継続しながら子育てをし、二人目についても考えましたが、自分たちの収入と、アラフォーである今の体力では二人目を育てていくことは難しいだろうと思い、一人息子をかわいがって育ててきました。その息子は、相談時には10歳、小学校4年生になっていました。

〔photo〕iStock

息子を出産後、1歳になる前に保育園に入ることができると、周りの母親は自分より少し若かったのですが多くが初めての子育てで不安が多く、すぐに仲良くなりました。いろいろなことを相談しながら一緒に子育てを頑張ってきたという意識が強く、何でも話し合えたといいます。

いろいろ相談し、情報交換をしていると、3歳を過ぎたころから、習い事を始める子が増えました。お母さんたちの話を聞くと、「幼稚園に行っていないのだから、少し勉強をさせておかなくちゃ」、「運動が少ないと思うから、せめて水泳で体力づくりを」と、子どものためだという当たり前のような理由で習い事をさせていたのです。

ある子は幼児学習教室、ある子は水泳教室。サッカーだったり、英会話だったり、バレエ、柔道、実にいろいろな習い事をしています。

1つに限らず、2つ、3つとこなしている子もいます。