住宅ローンの「金利上昇」で、年収600万円の人がマジで危ない理由

ローンを組めず、家を買えなくなる
山下 和之 プロフィール

いまはよくても、引渡し時に金利が上昇していたら…

現在のような経済環境であれば、短期間のうちに金利が0.40%、ましてや1.60%も上がるなどといったことは考えにくいが、問題は住宅ローンの金利は申込み時の金利ではなく、融資実行時の金利が適用されるという点である。

つまり、完成済みの新築住宅や中古住宅であれば、すぐにも引渡しを受けられるので、現在の超低金利のうちに融資実行を受けられるが、大規模な新築マンションだと、完成するのが2年先、3年先といったケースもある。

現在は超低金利であっても、2年後に建物が完成して引渡しを受け、融資金を受け取るときには、金利がかなり上がっているといった事態が想定される。

金利上昇によって返済負担率がアップ、銀行の審査基準に引っ掛かるようになって、その段階で融資額の減額を迫られ、場合によっては契約自体を見送らざるを得ないといったケースもあり得る。

 

そうならないためには、ある程度の金利上昇を見込んで、そうなっても十分に返済できるだけのゆとりのある資金計画にしておくことが重要になる。

そうではなく、確実に現在の超低金利をゲットするためには、すぐに引渡しを受けられる完成済みの新築住宅や中古住宅にするのが現実的だ。