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本田圭祐が参戦した「セレブビジネス」、驚くほど儲かるヤバイ現実

ウン百億円を手にするセレブが続々誕生
岡村 聡 プロフィール

セレブ達のベンチャー投資が、通常のベンチャーキャピタルと違ったバリューアップ策により、優秀な成績を残せることが実証されれば、これからは10億ドル(約1100億円)単位の資金がこうしたセレブベンチャーファンドに流れ込むことも十分に考えられます。

 

「ユニコーン企業」を創業し始めたセレブたち

このように米国では、セレブ達がベンチャー投資家として大きな存在感を発揮し始めていますが、起業家としても大成功するセレブが登場してきています。

代表格は男性ではラッパーのドクター・ドレーで、ヘッドフォンを製造するビーツを創業し、2014年にアップルにより約30億ドル(約3300億円)という巨費で買収されました。

女性では俳優のジェシカ・アルバがオーガニック家庭用品を販売するオネスト・カンパニーを創業し、こちらも2016年に約17億ドル(約1900億円)の評価額を得るなど、2人ともにユニコーン企業(未上場ベンチャーで評価額が10億ドルをうわまわる企業)の創業者となっています。

ジェシカ・アルバ〔photo〕gettyimages

セレブ達のベンチャー投資についても、最近では世界最大級のベンチャー・キャピタルであるアンドリーセン・ホロウィッツが1500万ドル(約16億円)と金額は小さいものの、黒人に投資家を絞ったファンドを設立して、NBA選手のケビン・デュラントや本田選手とタッグを組んだウィル・スミスが投資家として名を連ねるなど、新たな展開を見せています。

シリコンバレーを中心として、ベンチャーキャピタル業界はファンド運営側も、資金の出し手の責任者も圧倒的に白人男性優位で、多様性の推進が喫緊の課題となっています。上記のアンドリーセン・ホロウィッツの黒人ファンドも、ファンド側の収入はIT業界での黒人の活動を支援するNPO団体に寄付される方針です。

日本でも前述した本田圭佑選手以外にも、柴咲コウさんや山田孝之さん、田村淳さんといった芸能人がベンチャー投資に踏み切っていることを公言しています。

早くアシュトン・カッチャーのような本業を上回る成功事例が出てきて、だまされているのではないかと揶揄されることなく、セレブ達が自身の知名度を活かして投資先の価値向上を実現して、経済活動の活性化や社会の多様性拡大を推進するようなところまで、日本でもセレブ達のベンチャー投資が成熟していくことを願っています。