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事故物件、墓地近く…! 支払った相続税を取り戻せる「土地」一覧

税務署は教えてくれない相続税還付法

納め過ぎた相続税は取り戻せる

あまり知られていませんが、日本では相続税を必要以上に多く支払ってしまっているケースがたくさんあります。そうした場合、後から還付請求という手続きをとることで、納め過ぎた相続税を取り戻すことが可能です。

ただ、どういったケースであれば税金を取り返せるのか、どのように税務署と交渉すればいいのかということについて、プロの税理士でもそれをきちんと理解している人はあまり多くありません。そのため、相続税を多く支払ってしまっていること自体に気がつかなかったり、気がついてもどうしていいかわからずに泣き寝入りするケースがほとんどです。

今回は、墓地の近くの土地や事故物件などで、払い過ぎた相続税が戻ってきた土地のケースをご紹介します。

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「墓地に隣接する土地」は10%減額できる可能性あり

大阪府にお住いのTさんが当事務所を訪れたのは、相続発生から5年後のことでした。当事務所のパンフレットを読んで相続税還付に興味を持ったのだそうです。更正の請求の期限は相続発生から5年と10ヵ月間ですから、かなりギリギリのタイミングでのご依頼でした。

Tさんは府の中心部に多数の土地を所持していました。それらの土地は亡くなった旦那様から5年前に相続したものです。

Tさんと被相続人との間にはお子さんが2人いらっしゃいましたが、ほとんど全ての財産を奥様であるTさんが相続していました。約4000万円の相続税に関しても全額Tさんが負担したそうです。申告はお知り合いの税理士にお願いしたとのことでした。

依頼を受けた我々はさっそく大阪府のTさん宅に伺い、現地の調査を行いました。今は地図でも航空写真でもなんでもネットで見れる時代ですが、やはり実際に目で見て初めて気づくこともたくさんあります。

 

調査を進めるなかで、土地の一つが墓地に隣接していることに気づきました。

このように土地が墓地に隣接している場合、「利用価値が著しく低下している宅地」として10%を減額できる可能性があります。