あなたの仕事のコストを半分に減らす「超クラウド活用術」教えます

活用の仕方は無限にある
山本 智也 プロフィール

幸運な出会いもある

次に、私が実際に「受注管理システム」の開発をした時のお話をします。

これまで私は仕事を発注するとき、メールやチャットで注文のやりとりを行っていたのですが、メール・チャットでのやり取りだけでは、「今、何をオーダーしていて、納品されているのか?」などのステータスを管理するのに無駄なコストが発生してました。

この点の業務効率化を行うために、商品の発注から納品までの一連の流れを可視化できる「受注管理システム」を開発したいと思い、これをクラウドソーシングで賄おうと思いました。

実際に完成した受注管理システム

まず、このシステムを開発するために、法人システム会社、数社に見積もりを取りましたが、最低でも100万円以上の金額が提示されました。次に、クラウドソーシング上で、見積もりを取ると、なんと、10分の1の金額の「10万円」でできるという反応があったのです。

もちろん、質についてもしっかりと比較検討する必要がありますが、単純に価格だけを見た場合、クラウドソーシングを利用すれば、その単価を劇的に落とすことができるのです。

 

今回は、過去に「受注管理システム」の一部分を開発した経験があるエンジニアが見つかったため、使い回せるパーツが多数存在したということで、法人よりもはるかに安い金額で作業を依頼することができました。さらに、作業経験がある方をクラウドソーシング上で探し依頼することで、圧倒的なスピードで事業を展開することができるようになります。

同じ作業内容とは言え、人によっては、「経験があるから容易」「初めてだから大変そう」「受注している仕事がないから安い金額でもOK」「作業が立て込んでいるから少し高めの金額を提示しよう」など、境遇が異なる訳です。

もちろん、人によって設定している時給単価も異なります。わかりやすく言うと、都心近郊の方は比較的高い傾向がありますが、地方在住の方であればあるほど、コストが安くなることも多々あります。クラウドソーシング上では、全国から応募ができるので自分が住んでいるエリア以外のワーカーさんと出会うことも容易となります。

主婦の方、子育ての空き時間など、「内職」代わりに、クラウドソーシングで仕事を受託される方も多く、データ収集などの片手間でできるようなカンタンな作業であれば、時給単価で500円程度で仕事を依頼できることもあります。

クラウドですべてが完結する時代…?

私は東京に住んでいますが、東京にいながらも大阪のエンジニアに作業を依頼をしたり、アメリカに住んでいる日本人の方に通訳を依頼したり、福岡に住んでいるデザイナーに画像作成を依頼したり、群馬に住んでいるWEBデザイナーに、ホームページ作成を依頼したり……とあらゆることにクラウドソーシングを利用しています。

「使う」と「使わない」の間には、本当に恐ろしいほどの差があります。私と皆さんに差があるとすれば、「一度使ったか・使ったことがないか」、それだけなのです。

これからの時代は、社員や取引先に頼るのではなく、必要な時に必要なだけ人材を用意する時代になってきます。クラウドワーカーこそ、その時代に必要なピースとなる、と私は思っています。1つのプロジェクトを立ち上げるために、プロジェクトチームを立ち上げ、期間限定のクラウドワーカーを用意する……そんな時代もそう遠くはありません。

クラウドワークスが展開している「定常業務運用オンラインチーム組成」「オンラインチーム組成」のように、期間ごとのプロジェクトメンバーをクラウドワーカーで揃えるための非雇用型の紹介サービスなど、新しい派遣の形が生まれようとしています。

求人サイトで求人依頼をするのではなく、必要なタイミングで作業を依頼できる人材をクラウド上で確保する……そんな時代が、今まさに目の前にまで広がってきているのです。