首相官邸facebookより(2018年6月10日)安倍首相の左が西村

安倍人事の鬼門か…?官房副長官に留任した清和研ホープの「評判」

SNSではしゃいでいる場合じゃない

おかしな「ブリーフィング」

自民党総裁選で連続3選され、5年半を超える異例の長期政権となった安倍晋三内閣。首相の安倍は10月2日に党役員人事と内閣改造を行う考えを示し、政権の「土台」として4人の名前を挙げた。

その一人が、西村康稔(55)。昨年8月から首相官邸の要とも評される官房副長官を務める。衆院兵庫9区選出、当選6回。党総裁選の立候補経験があり、内閣府副大臣などを歴任して入閣も意識する「党のホープ」だ。

しかしいま、「西村が政権運営の『つまずきの石』になりかねない」と危惧する声が高まっている。番記者や官僚など、じかに西村と接する関係者からの評判がよろしくないのだ。

 

官邸に集まるさまざまな情報にもとづき、総理、官房長官らの意向、特に政治判断について、記者たちに舞台裏で解説するのが官房副長官の重要な仕事である。

西村の前任者である副長官たちは民主党政権時代も含め、官邸を出る際に番記者のぶら下がりに応じ、そういった解説をするのが常だった。

ところが西村はほとんど足を止めることもなく、食い下がる番記者に「知らない、知らない」と繰り返すだけ。

番記者との懇談会も開かない。今年に入って唯一、記者とまとまった時間やりとりをしたのは、地方出張に同行したたった4人の番記者と、空港の貴賓室での約20分間のみだった。

外交日程、特に首脳の電話会談のブリーフでも、総理がぶら下がりで説明したこと以上のことは一切言及しない。

それどころか、今年の通常国会の会期延長が誰の目にも明らかになっていた段階でも「延長しない。国対委員長にも今確認してきた」と言い張る、来年のG20開催地が焦点になっていた時も、「私が総理に資料をもっていって説明しているから」と、一人だけ「(北海道の)倶知安」(実際は大阪で開かれる)と言い続けるなど、誤った情報を連発。

「毎回毎回『詳細は差し控えたいと思いますが……』を逃げ口上に、質問をしてものらりくらりと答えようともせず、中には『時間のムダ』と、ブリーフを欠席する記者も出始めるほどです」(番記者のひとり)

一方、国会でやじを飛ばし問題となった経産省出身の首相秘書官、佐伯耕三を口頭注意した際には、公邸に歩いて向かう途中、いきなり「オンでいいよ」と言いだし、記者にICレコーダーを出させるや、「自分が佐伯を注意したんだ」とがぜん雄弁になったという。