# 実物投資

金、宝石、コイン、美術品…大穴「実物投資」で儲ける手口

意外なモノがカネのなる木に
田中 徹郎 プロフィール

意外と選択肢は狭い

では、私たちが実物資産に投資する場合、どのような「モノ」がふさわしいのでしょうか。そのような観点で世界を見渡した場合、実は投資に値する実物資産は決して多くないことに気づきます。

ペーパーアセットの世界では、例えば株や債券、それらを組み入れた投資信託やETF、さらにはヘッジファンドや為替の証拠金取引など、少し考えただけでいくつもの投資対象がありますし、それぞれの市場規模も膨大です。金融の世界は日進月歩で、今この瞬間もフィンテックを活用した新技術が生まれ、新たな市場が作られようとしています。つまり現在はペーパーアセット全盛の時代といってよいでしょう。

これに対して、実物資産の世界は地味です。大きなおカネを吸収できる資産は、せいぜい不動産くらいではないでしょうか。ただし不動産に関しては、他に素晴らしいコラムや著作がたくさんありますので、私はここで触れないことにいたします。では不動産を除外した場合、どのような実物資産が投資対象になりえるのでしょうか。

 

王道は、やはり…

最初に挙げておきたいのは、金(Gold)に代表される貴金属です。

人類がこれまでに採掘した金はオリンピックの公式プール3.5杯分などと言われるように、希少性という点では申し分ありません。さらに劣化の少なさや、時代や国を超えた普遍性という点でも投資対象としてふさわしいといえるでしょう。

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なにより、美しいのがいいですね。美しいから高値がつくのか、それとも資産性が高いから美しく見えるのか…いずれにしても金(Gold)をはじめとした貴金属が、投資するにふさわしい実物資産であることは間違いないでしょう。