10月 2日 望遠鏡の発明(1608年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

オランダの眼鏡職人ハンス・リッペルハイ(Hans Lipperhey、1570-1619年)は、1608年のこの日、望遠鏡の特許をオランダ国会に申請しましたが、原理が簡単すぎるとの理由で却下されてしまいました。

このときの原理とは「凹凸のレンズを組み合わせると遠方のものが見える」というもので、これは望遠鏡の最初の発明と考えられています。

【写真】リッペルハイの望遠鏡の着想を得たされる話を描いた絵
  遊んでいた2人の子供が、1枚のレンズの前にもう1枚かざした時に、遠くがはっきり見えることに気付き、そこから望遠鏡の着想を得た、といわれている photo by gettyimages

リッペルハイの名前はあまり知られていませんが、この発明のうわさを聞きつけたガリレオが望遠鏡を自作して、天体観測を始めるなど、彼の発明がその後の科学史に重要な役割を果たしたことは間違いありません。

なお、リッペルスハイ (Lippershey) と表記されることも多いですが、これはタイプミスから、間違って広がったと言われています。

 もっと知りたい! 〈レンズと光学〉についての本はこちら 

『高校数学でわかる光とレンズ 光の性質から、幾何光学、波動光学の核心まで

竹内 淳 著

私たちの周りには「光」が満ち溢れています。その光によって周りの世界を見ることができます。レンズを使ったさまざまな光学機器の発明により、見ることのできる世界は、はてしなく広がりました。本書は、「光の性質」「凸レンズと実像の関係」「カメラと目」「虫メガネ、望遠鏡、顕微鏡」「近軸近似と光線追跡」「波としての光」「単色収差」「色収差」「回折と分解能」と、現代光学の知識を着実にマスターしていきます。