9月30日 世界初の抗生物質「ペニシリン」発見(1928年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1928年のこの日、イギリスの細菌学者アレクサンダー・フレミング(Sir Alexander Fleming、1881-1955年)が、アオカビの培養液中からブドウ球菌の発育を阻止する物質を発見し、「ペニシリン」と命名しました(論文発表は1929年)。

ペニシリンのサンプル・モールド
  アレクサンダー・フレミングにより発見されたペニシリンのサンプル(1935年) photo by gettyimeges 

さらに1945年には、生物学者のエルンスト・ボリス・チェーン(Ernst Boris Chain、1906-1979年)とハワード・ウォルター・フローリー(Howard Walter Florey、1898-1968年)によって、感染症に対する医療薬として革命的な効果があることが明らかにされ、抗生物質薬剤が誕生することになります。

【写真】ペニシリンG
  1942年にペニシリンG(ベンジルペニシリン)として単離された photo by gettyimages

この一連の発見は、20世紀の医療におけるもっとも重要な発見のひとつとされており、1945年にはこの3人がそろってノーベル生理学医学賞を受賞しています。

  1945年のノーベル賞受賞者。左から、アルトゥーリ・ヴィルタネン(化学賞)、アレクサンダー・フレミングとエルンスト・ボリス・チェーン(生理学医学賞賞)、ガブリエラ・ミストラル(文学賞)、ハワード・ウォルター・フローリー(生理学医学賞賞) photo by gettyimages