Photo by iStock
# お金持ち # 自己啓発

能力が低くても「お金に困らない人」たちの、ある共通点

「食える人」ほど完璧を目指さない
10年後も「食える人」と「食えない人」の差はどこにあるのか? 『1万2000人を見てわかった! お金に困らない人、困る人』の著者で、これまで数々の起業家、士業、ビジネスパーソンに接してきた起業コンサルタントの松尾昭仁氏によれば、自分が得意な分野で、ひたすら打席に立つ人が「食える人」になるという。そんな彼らが実践している「すごい働き方」について、松尾氏に教えてもらった。

ルールは自分で変えられる

日本人の多くは「ルールを守りなさい。けっして破ってはいけない」という教育を受けてきました。だから、みんなルールを守ろうとします。

Photo by iStock

もちろん、ルールを守るのは悪いことではありませんが、ビジネスについてはルールを守っていればうまくいく、という世界ではありません。食うか食われるかのサバイバルな世界なのですから、ときには法律を犯さない範囲、つまりグレーゾーンで勝負することも必要になります。

成功のポジショニング』(合同フォレスト)の著者・小楠健志さんは、総合格闘技の元世界ランカーで、現在は実業家として活躍しています。彼は著書の中で、次のようなことを書いています。

「なぜ反則はいけないのか? それは反則技が効果的すぎるから。だとすれば、反則
に近いグレーゾーンの部分を狙えば大きなダメージを与えることができる」
 
私自身も、ルールや常識の抜け道はないかを意識することがあります。

私がコンサルタントとして食べていくきっかけとなったのは、『誰にでもできる「セミナー講師」になって稼ぐ法』という本を出版したことです。当時、セミナー講師は、各業界のいわゆる「大家」や「大御所」という暗黙のルールがありました。

ところが、私はセミナー講師歴1年半であるにもかかわらず、「講師になるノウハウ」を説く書籍を出版したのです。

 

その頃の私は、彼らのような専門的で、レベルの高いことは教えられなかったのですが、ゼロからセミナー講師になりたい人に向けてなら、自分の経験は参考になると考えたのです。

業界のトップではなくても、自分より下のレベルの人には教えられる。私はこれを「三角形の法則」と名付け、セミナー講師で食べていく方法を教えてきました。つまり、業界の重鎮でなくても講師として活躍できるように、ルールを変更したのです。

既存のルールは絶対的な価値観ではなく、誰かがつくったものです。時代が変われば原理や原則も変わっていきます。

だから、変更可能なルールもたくさんあるはずです。

たとえば、日本企業では「残業は当たり前」「上司が帰宅するまで部下は帰れない」というのも暗黙の決まりでしたが、近年はそうしたルールも取り払われ、就業時間内に高いパフォーマンスを出すことが求められるようになりつつあります。今後は、副業で稼ぐこともスタンダードな働き方になるかもしれません。

これからの時代、残業することなく成果を出して早く帰宅できる人が、評価を上げるようになっていくはずです。

そうした時代の変化に取り残されないことも「お金に困らない人生」を手にするためには大切なのです。