9月26日 初の日本語ワープロが完成(1978年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1978年のこの日、東京芝浦電気(現・東芝)が、日本語対応のワードプロセッサ第1号機(JW-10)を発表しました。

それまで日本語文章の作成に使われていた「和文タイプライター」は、使用される漢字(たとえば、常用漢字+人名漢字を合わせて2229文字)をすべて並べたキーボードから、1文字ずつ漢字を選んで入力していくものでしたが、JW-10に搭載された「かな漢字変換」機能は、かなで入力した文章を漢字交じり文に後から変換するという画期的なものでした。

JW-10東芝未来科学館で紹介されているJW-10 Photo by keyaki / Flickr

JW-10は翌1979年の3月に発売され、価格は630万円、重さは220キログラムと、高価かつ非常に大型のものでしたが、専門の技術者でなくとも日本語をすばやく入力することができ、タイプライターでは不可能だった「訂正」や「挿入」などの編集機能を有していたことが人気となり、爆発的に普及したそうです。

かつては手書きだったブルーバックスの原稿も、いまではほぼすべてが電子データでのやりとりになっています。文章の順番を入れ替えたり、単語を一括変換したりが簡単にできるようになって、編集部員は大助かりのようですが、わたしは昔ながらの原稿用紙が見られなくなって、すこし寂しい気もします。