堀江貴文イノベーション大学校から学び取る「新時代の働き方」

脱サラリーマン思考を身に着けよ
三戸 政和 プロフィール

会社に頼らず生き抜く術を、自然に身につける

では、ここでひとつ考えていただきたいのです。もしも皆さんが、このHIUのように、「会社とはまったく違ったプロジェクトコミュニティー」に参加するとして、どんなアイデアを提示できますか? どんな技能で、他の人たちの活動を支えられますか?

「自分にアイデアなんてない」「やりたいことなんてない」「自分が手伝えることなんてない」と思ったあなたは、相当な危機感を持った方がいいと思います。あなたは自分に「事業をイチから立ち上げる力」も、「事業をサポートする力」もないことを、認めてしまっているからです。

会社という組織から一歩外へ出た瞬間に、あなたは何もできなくなってしまう、ということなのです。「新しい働き方」が主流になっていく中で、そのような人に回ってくる仕事はありません。

自分が会社という組織から一歩外に踏み出たときに、一体何ができるのか、どんな価値を生み出せるのか――。会計の知識を身に着けるべきか、語学を習得すべきか、あるいは和牛を焼く技術を身に着けるのか。

「これからの働き方、組織の形」を意識して、自分がいま、何を学んで、何を伸ばして、何を身に着けるべきか……を考えることが、「サラリーマン絶滅社会」を生き延びるための第一歩なのです。

HIUに参加している人たちは、自然にその必要性を学び取っています。誰かがアイデアを提示し、また別の誰かが自分の経験や技能によってそれを形にしていく。みんなが新しいスキルや知見を次々に“無料”で獲得していく。

コミュニティー内には堀江さんもいて、彼の発言やアイデアも混ざってきますので、その中にはホリエモンの発想力や知見も含まれるわけです。

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その流れを横目で見ていると、自分に足りていないもの、世の中が必要としているものの本質が分かってくる。自分はもっとこんなことを身につけたい、人の役に立つのはこういう技能や知識なんだ……そんなことが、活動を通じて自然と分かっていくのです。

いわば、楽しみを通じて高度なビジネス知識を学び取れる空間にもなっているのです。

月々1万800円の会費を払っているわけですが、それはみんなの得られるスキルや楽しみや、新たに得られる人のつながりからすれば、破格に安い。微々たる投資です。会社の上司や同僚と飲みにいくより、あるいは、5000円の異業種交流会に2回行くより、はるかによい経験と知識を得ているのです。

 

あなたの仕事がなくなる前に

さて、あなたはいま、会社以外に「学びを得る空間」がありますか? 会社から一歩外に出たときに、活かせる技能や知識はありますか? なければ、ちょっと焦った方がいいかもしれない。

ビジネスがポップアップ化する時代には、あなたが仕事をする場所がなくなっているかもしれません。「現代の奴隷制度」から抜け出すために、まずはそのことについて、よくよく考えてみてください。

(次回へ続く)

(構成/嶺竜一。三戸政和氏のツイッターアカウントは https://twitter.com/310jpn