実録10年! 持ち家派は賃貸派より「3000万円」おトクだった

不動産業界が大声では言わない真実
沖 有人 プロフィール

「持ち家」は「儲かる投資」になる

冒頭、マンション購入後10年経過した時点での上昇益の平均が600万円というデータを示したが、この人たちも「自宅投資」で儲けている人たちである。

しかも、彼らは持ち家を所有しているあいだに住宅ローンの返済をしているので、その間の元本の減少額約1600万円を加味すれば、合計2200万円の純利益を資産形成していることになる。

じつに値上がり額(620万円)と元本の減少額(1600万円)を足し合わせた純収益は購入価格の「+38%」におよび、平均で2220万円のキャッシュが手元に残る計算だ。

これは会員の平均値であり、私のように1億円以上を手にした人もいる。

 

もちろん、これは昨今の不動産相場の上昇が寄与している面も大きい。確かに相場の状況によって変動が生じるものだが、良質な物件を選べばそのリスクを減らすことは可能だ。

実際、『住まいサーフィン』ではすべての新築マンションに格付けをし、会員は購入したいと思う物件が値上がりしやすいかどうかを参考にしている。その数値は過去の新築物件が中古になったときに値上がったかどうかを分析、算出している。過去の実績で将来を言い当てる方法を取っているので、我々はこれを「儲かる確率」と呼んでいる。

また、持ち家の資産性を判断基準とすると、独身時代から家を買ったほうがいいことになる。これを私たちは「家活(いえかつ)」と呼び、推奨している。その理由は、家賃がもったいないからだ。資産性があるので、結婚したら住み替えればいいし、子どもが増えたらまた住み替えればいい。

以上が、マイホーム長者と賃貸貧乏との「実録10年の格差」である。まずはこうしたことを知っているか否かが、家計に大きな差を生むということを覚えておいていただきたい。