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実録10年! 持ち家派は賃貸派より「3000万円」おトクだった

不動産業界が大声では言わない真実

「持ち家派vs賃貸派」どっちが得か…実録10年の結論

「持ち家と賃貸はどっちが有利」という話はいまでも多く聞かれるが、じつは不動産業界内ではとっくに決着がついている。

ここ10年間の不動産市場で起きたことをきちんと見れば、それがそのまま答えになるからだ。

実際、直近10年間で同じマンションを「購入した人」と「賃貸した人」でどっちがトクだったのかは明確に示すことができる。

しかも、我々が独自に収集した不動産取引のデータで、ここ10年間で「持ち家派」と「賃貸派」の収支を比べたところ、なんとその差は3000万円にも広がっていた。

具体的に以下、「実録10年」の結果を紹介しよう。

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私たちが運用している『住まいサーフィン』という無料会員制サイトには23万人の会員がおり、会員は自宅査定という機能を使って現在の自宅の取引価格を調べている。その利用回数は12万件を超えている。

まずその自己査定の結果を見ると、71%、実に7割以上の人がマイホームの価格が購入時より値上がっていることがわかった。

しかも、その値上がり率は購入後10年経過した時点で「+10%」、平均購入価格6000万円ほどに対して620万円増だった(このデータについては後に詳述する)。

言うまでもなく10年経過しても買った価格よりも高く売れるということは、無料で住んだ挙句に、売ったら手許資金が増えるという、願ったり叶ったりの状況を意味している。

 

これに対して、同じマンションに賃貸で住んでいたとしたら、家賃として資金は出ていくことになる。

家賃相場は物件価格の4%相当なので、「6000万円×4%=年間240万円」。

10年にして2400万円が手元から出ていく計算だ。